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お花にちょうちょ、
見た目にも華やかで大きな巻きずし。

もとは千葉県・房総地方の郷土料理ですが、近頃雑誌などでも取りあげられて、人気を呼んでいるようですね。

はじめてでも上手に巻くコツを伝授いたしましょう。
お子さんと一緒に挑戦してみてはいかがですか…?

ご用意いただく材料は

今回、作り方をご紹介するのは「ばら」の巻きずし。
はじめての方でも巻きやすい、基本的なパターンです。

ご用意いただく材料はこちら。



◆太巻き祭りずし「ばら」の材料(一本分)
  ・すしめし(白)350g
  ・すしめし(ピンク:でんぶをまぜて)150g
  ・野沢菜漬け 3本
  ・しば漬け 適宜
  ・薄焼き卵 2枚(卵3コを塩と砂糖少々で味付け)
  ・のり 1枚と1/3
  ・水 少々
  (途中、ご飯がつかないように手をしめらせるためのもの)


※ポイントとなるのが、まきすの大きさ。
幅30cmほどの、大きめのものをホームセンターなどで探してください。(写真左が大きめのもの。右は、幅24cmほどの一般的なもの)


まずは、中心のバラの花の部分から作っていきましょう。

まきすの上に2枚の薄焼き卵を広げ(端を少し重ねて置きます)、その上にピンク色のすしめしを広げていきます。

きれいに均一に広げすぎない方が、巻いたときにバラの花の感じが出ます。


この上に、しば漬けを刻んだものを散らします。
味と彩りのアクセントになります。



まきすを使って、薄焼き卵を手前から巻きます。

きっちりと巻きすぎず、ゆるめにしておくほうがバラの花らしく見えます。



まきすの上にのりを広げます


卵巻きを脇によけて、まきすの上にのりを広げます。
少量のすしめしをのりにして、1と1/3枚をつなぎましょう。






すしめしを広げ、卵巻きと具材を配置します。

上を2,3cm、下を1cmほど残して、すしめしを広げ、卵巻きと具材を配置します。
すしめしの真ん中あたりに卵巻きを、その両サイドに野沢菜漬けを写真のように配置します。



いよいよ巻きに入ります。

まきすを90°回転させて置き直し、両サイドを両手で持ちます。
両サイドから持ち上げて、中心の卵巻きをぎゅっとくるむように丸めます。

丸め終わったら、のりの両端を重ねておきます。
一般的なのり巻きのように端から巻き込んでいくのではなく、両サイドからぎゅっとまとめるのが太巻き祭りずしのポイントです。

のりの重なったところが下にくるようにしてラップにつつみ、しばらくなじませておきましょう。




きれいに切りましょう

太巻き祭りずしをきれいに切るには、ブレッドナイフが便利です。ラップで包んだまま切っていきましょう。1回切るごとにぬれぶきんでナイフをきれいにします。

「ばら」の巻きずしの出来上がりです。

薄焼き卵をあまりきっちりと巻かないほうがばらの花らしく見えることが、おわかりいただけますか…?


慣れてきたらご自由にバリエーションを

慣れてきたら、同じ要領でさまざまな祭りずしを巻くことができます。
これは梅の花。5本の小さなのりまきを花びらに見立て、薄焼き卵を巻いたものを花芯にしています。

これは「ちょうちょ」山ごぼうの漬け物や、かんぴょうを使っています。

「正チャン」と呼ばれる、男の子の顔を摸した図柄です。


これは「四海巻」と呼ばれる伝統柄。海に囲まれた房総地方を表しています。



いかがでしたか?
家族のお祝いごとやパーティで人気者になること間違いなしの太巻き祭りずし。
ぜひお試しください。




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