日本人が玄米ではなく白米を食べ始めたのは江戸時代後期だといわれています。肌だけでなく美白がもてはやされたのをきっかけに、今のような白米が一般的になってしまったそうです。
玄米は見た目が悪く硬いので食べにくいと感じている方が多いようですが、玄米にふくまれる豊富な栄養素をあらためて調べてみると、とても無視できるものではありません。
驚くことに「厳選米ドットコム」で、ご注文いただくお米の約6割はなんと玄米なのです。
玄米ブームは、もはやブームではなく、「食習慣」に変わりつつあることをつくづく実感させられます。
今回の「おこめコラム」では、玄米にはどんな栄養素が含まれていて、玄米を食べると、どうからだにいいのか、簡単にまとめてみました。
玄米を食べて若返る!?
玄米100グラムにビタミンEは0.5mg含まれます。
ビタミンEは細胞の老化にブレーキをかけ、抗酸化作用を発揮して血管の健康を保つことから、別名「若返りビタミン」とも呼ばれます!
また動脈硬化、不妊、冷え性、肩こり、更年期障害にも効くと
まさに至れり尽くせり!
老化を防ぎお肌もイキイキにするビタミンEですが、
残念なことに白米に含まれる量はゼロです。
こう考えるとわざわざ精米して食べるのは なんとももったいないお話ですよね。
便秘は本当に治ります
「白米の4〜5倍多く含まれる」といわれる玄米の食物繊維は、小腸で消化されたり吸収されたりせずに大腸まで到達します。
そして、大腸に届いた食物繊維は、水分を吸収して数倍から数十倍に膨れて腸壁を刺激します。食物繊維に含まれた水分は、便を軟らかくして量を増やすので排便がしやすくなるのです。
これが便秘に効くといわれるゆえんです。
さらに胃腸の善玉菌をふやすので免疫力もアップさせ、その上、余分なコレステロールや体内の毒素を体外に排出し血糖値を抑えるという働き者でもあります。
また、腸管を食物繊維がを通過するときに各種の有害物質を吸着し、排出するので、ガンの予防にも重要な効果があります。
疲れがとれにくくなった方に
玄米にたっぷり含まれるビタミンB群 − これが欠乏すると脳や体内に疲労物質が蓄積し、疲れが取れにくくなるのです。
血管の流れをよくし、脂肪やコレステロールの代謝を促進、「脂肪肝」や「肝硬変」などを予防します。
アルコール分解酵素としても働くのでお酒好きにも最適ですね。
妊娠中のお母さんに
葉酸は、ビタミンB群の一種で、細胞分裂の活発な胎児に必要不可欠な栄養素です。
妊娠初期にこれが不足すると先天性障害の要因になるといわれています。
心臓発作やがん予防にも効果があると報告されています。
「キレない子ども」を育てる?
玄米は、鉄、カリウム、リン、マグネシウム、亜鉛といったミネラルを多く含んでいます。
これらは、血・骨・歯・髪・肌・心臓になくてはならない栄養分で、毎日とることで確実に健康な肉体に繋がります。
また、感情をコントロールするともされており、「キレる子ども」の原因はミネラル不足にあるという説もあります。
既に玄米食を実践されている方も、まったく興味がなかった方も、この記事を読んで玄米パワーを見直していただけたら幸いです。
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