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農場だより(電気農場)

電気農場
電気農場

1時間前にオンライン

代 表 者 : 渡部 陽一 
所 在 地 : 山形県
生 産 歴 : 41年
モットー : 『毎日ご飯!』

農場だよりを更新しましたNEW
( 3月 14日 更新 )
  • 田んぼに棲む貝ドブシジミ 田んぼに棲む貝ドブシジミ
  • アマランサスの穂 アマランサスの穂
  • 豪雪地帯です。 豪雪地帯です。
 
12月3日から5日までお休みです。
この間の発送及びメールのお返事は6日以降になりますので、よろしくおねがいします。

お米を食べよう!もっとご飯を食べよう!
毎日食べても飽きずに美味しく食べられる。そんなお米を作ろうとがんばっています。

◎分づき米は精米と同じ価格です。

※お客様からいただいたメールには1.2日中にお返事をお出ししています。
3.4日経ってもこちらからの返事がない場合はこちらにメールが届いていない可能性がありますので、お電話でお知らせ下さい。

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2004年11月24日

電気農場の日常より 2004/11/24
刈り取り後、株からまた穂が出る。
刈り取り後、株からまた穂が出る。
 暖かいですねえ。いつもの年だと1,2回雪が降っているんですけども、今年は週間天気予報を見てもサッパリ降る気配無し。
 おかげで、いつもの年ならできない作業ができて、イソガシイ、イソガシイ。

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 毎年恒例。私が参加する「ネットワーク農縁」の収穫感謝祭・交流会ということで、11月半ばに東京に行ってきました。今年は2泊3日の日程。2つのイベントを軸に、大口の顧客まわり。
 山手線、総武本線、西武池袋線、臨海副都心線、京浜東北線、大井町線、田園都市線、池上線。回った、回った。目も回った。
 それにしても移動するたび財布が軽くなることといったら…。
 田舎にいるとあんまり意識しないんですが、東京では何をするにしても金金金ですね。
 あっちに行くのに金。こっちに行くのに金。小腹が空いた金。ちょっと休もう金。ほんと、何をするにも金。なるほど、消費社会を実感です。

 それから食い物。打ち上げで夕食は本格インド料理。おいしい〜。けど後がダメ。なんだか体がとっても疲れる。その後居酒屋に入って一杯やったら、なんだか酒が進まない。肴も進まない。インド料理、私の口には合うけど、体には合わないみたい。これ、インド人毎日食ってるの?エライ!
 ちょっとした自然食レストラン。玄米もすごく柔らかく炊いてあってなかなか美味しい。それでも味付けが都会の味。これ毎日はムリ。でも自然食とはいえ、外食だからこれで良いのか…。

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 10月後半にはお米の仕事が一段落。大豆の刈り取りも順調にいったのですが…その後がなかなか大変。
 農協で乾燥・選別してもらおうと思ったら、乾燥機が大きすぎて、農家一軒分の量の大豆なんて対応できないんだそうです。
 他の生産組合にも頼んでみたのですが、最近はどこも大規模生産になっていて、大きい機械しかない。
 そんなわけで乾燥はあきらめ、選別だけして、後は自然乾燥と相成りました。
 最近は何でも大量生産で、個人で小回りのきく農業をするってのは結構大変。

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 11月13日は「ネットワーク農縁」「新庄水田トラスト」「新庄大豆畑トラスト」の交流会。
 場所はJR小岩駅近くの営業していない銭湯を改装した「トージバ銭湯カフェ」なかなかユニークな場所でした。
 新庄から持ってきたお餅や、参加者が持ち寄った手料理、脱衣所にテーブルを並べての昼食会。天井がすごく高くて気持ちいい。銭湯で食事したのは初めてでした。

 14日は臨海副都心でのイベント「ビーグッドカフェ」に参加。
 テーマは「社会的責任投資とお米の話」ってんだけど、いやはや、司会の方のテンポが速くて、何がなにやらサッパリわからんうちに話がどんどん進んでいく。
 それはそうと、今回参加の目的は「新庄水田トラスト」がこのイベントで取り上げられたこと。
 新庄からやってきた農家が壇上にていろいろと話をする。もっとも私は人前に出るのが苦手、というかキライ。というわけで影ながら声援を送っていたのですが(^_^;)、なかなかこれが好評だったよ
うです。
 環境問題や社会的な問題に感心のある若者のイベントとはいえ、農家がしゃべるのを見る・聞く機会がないらしい。
 農家のトーチャンたちの朴訥な語りは農業を見たことも、聞いたこともない?若者たちに感銘を与えたよう。
 百姓は田んぼや畑にいくらでもいますよう。声を聞きたければ田んぼに来るべし。

2004年10月25日

電気農場の日常より 2004/10/25
畑ではでんでん虫の産卵
畑ではでんでん虫の産卵
 今年の天候はすごいですね。猛暑だったと思ったら、台風が何個もやってきてあちこちで洪水や土砂崩れ。さらに先日の新潟大地震。幸いこちらの方は台風も、地震も大した影響がありませんでしたが、それにしても天災は何時我が身に襲ってくるか予想はつきません。自然相手の仕事をしていると、そのへん、ほんとにリアルに感じます。
 被災された方々はこれから寒くなる中、ほんとに大変だと思います。

 今年の農業は台風など天災の影響による野菜不足で価格は高騰、当初大豊作と予想されたお米も結局は平年並みに修正されそう。
 来年はBSE問題解決せぬままアメリカ産牛肉輸入再開されそう。北海道では遺伝子組み換えダイズが商業栽培されそう。
 農家の相手は天候だけではないみたい。

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 今年は天候に恵まれ、稲の生育が早く稲刈りが始まったのは早かったのですが・・・。害虫の影響で生育の後れた穂があとになってから稔りだし、なかなか刈り時の判断が難しい。2,3割ならば割り切って刈り取ってしまうのですが、けっこう青い穂があり、それがいつまでたっても登熟が進まない。
 そうこうしているうち朝晩冷え込むようになり、これ以上待つと先に稔った籾の品質も低下してくるという事もあり、けっこう青い籾が残ったまま刈り取りました。
 それでもいつもの年よりだいぶ遅い刈り取りです。ほんとに自然相手の商売は思った通りには行かないなあ。

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 コンバインで穂を刈り取って脱穀した籾を、乾燥機で水分15%程度に乾燥。その後、籾を剥いて玄米にする籾摺り作業。クズ米と玄米を選別する作業をして、やっとできあがりです。
 お米自体はここでできあがりですが、販売するには米検査を受けなければなりません。もっとも別に受けなくても販売はできます。お米になっているんですから。
 ただし、検査を受けないと品種や、産年、生産地を表示してはいけない決まりになっています。
 知り合いに何の表示もせずに売るには問題ないでしょうが、インターネット等で不特定多数の人に販売となると、そうもいかないのかなあという気もします。
 そんなわけで検査を受けているのですが、この検査では主に見た目がチェックされます。その他含水分や異物の混入などもチェックされます。そこで一等米から三等米、規格外米に分類されるわけです。
 有機栽培で農薬を使っていないと、実る途中病気で枯れて白濁したままの粒や、害虫の影響で斑点が着いた米など、この見た目でけっこう等級が落ちてしまいます。
 産直なら問題ないですが農協流通だと等級が下がると値段も下がってしまうから大変です。収益を上げるには農薬を使わざるをえないといった現状です。

 ところで家のお米は毎年この斑点米の原因となるカメムシに泣かされてきたのですが、今年は何とか一等米に滑り込みました。徹底した管理が良かったか、それとも天候のおかげか?
 もっともさわのはなは三等米にランクされました。もともと見た目が悪く、一等米になりにくいと市場から姿を消したお米です。

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 お待たせしました。新米販売開始しました。
 除草剤一回の有機肥料100%あきたこまち、
 転換期間中有機栽培さわのはな、
 有機栽培ササニシキ。です。
 
 それぞれ違った味わいのあるお米です。お試し下さい。

  平成16年10月25日

2004年9月22日

電気農場の日常より 2004/09/22
稲刈り中、田んぼの中からドジョウが
稲刈り中、田んぼの中からドジョウが
 9月に入ってめっきり朝晩肌寒くなったけれども、日中の蒸し暑さといったらないです。ちょっとした仕事をするのにもだくだく汗流れていきます。
 ただいま稲刈り作業中。汗を流しながらジッと機械の上に乗っているのもけっこうキツイです。

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 稲刈りを前にして畦の草刈りをしていると、目の前の草むらからいきなりキジが飛び出してきました。キジ(雌)はよっぽどそばまで近づかないと逃げていきません。危うく草刈り機で切ってしまうところでした。
 キジがいたところの草を刈り取ってみると、巣があって卵がギッシリ詰まっていました。これから稲刈りで人の往来が多くなる道。きれいに草を刈ってしまったので、もう親鳥は戻ってこないかなと思って夕方見に行ったら、地面にへばりつくように卵を抱いていました。
 また田んぼにキジが増えると楽しいな。

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 稲刈りをはじめ、もろもろ収穫作業の始まりです。雑穀は刈り取りが稲刈りとかぶらないようにと種まきを遅めにしたけれども、今年の好天で、結局かぶってしまいました。

 現在農協出荷用の慣行栽培米の刈り取りを終えましたが、だいぶ収穫が少ない。
 去年は冷害で収穫が少なかったけれども、今年は猛暑で収穫が少ない。もっとも、日照が多かったし食味は良くなるんじゃないかと思います。
 しかし、もともと暑すぎる年は収穫が少ない傾向があるけれども、これほどとは思っても見ませんでした。逆に冷害の被害に遭いやすい地区なんかはたくさん穫れたんじゃないかな?

 産直用の減農薬、無農薬米は害虫の影響で生育が遅れていた稲の実がまだ青いので、いつもの年より遅めの刈り取りになるかも。

 いまは稲刈りの中休み。雑穀や小豆を刈っています。また今年もプレゼント企画でお届けしたいと思っています。

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 お米の方は毎年有機JASの認証を受けています。農水省の認定した認証機関が生産者団体、農家、流通業者を有機農産物取扱者として認定する、といった形です。そして認定された農家や団体などが有機農産物を認定する事が出来るといった、非常にややこしい仕組みです。国の法律に基づいての認証ですからとても細かいし、違反すると当然罰則もあります。

 そんなわけでいろいろ神経を遣います。書類の書式や認定の基準など毎年少しずつ変わっていて、対応するのが大変です。今年は現地確認調査で、認証を受けているNPOの代表の方が来られました。
 書類や作業場、圃場を事細かにチェック。何点か改善を指摘されました。

 まず慣行栽培用の農薬。これは有機米の作業場とは別な場所に隔離して保管する事。
 それから乾燥、籾摺り作業場では品種の混合など無いように、ホワイトボードなどを設置して、選別管理を徹底する事。
 それから圃場。有機圃場として申請しているのはお米を作っている田んぼだけで、転作して大豆や雑穀を作っている圃場は申請していませんでした。しかしそれだと、水田に戻したときに有機栽培ではなく有機1年目の〈転換期間中〉有機栽培となってしまうという事で、大豆や雑穀は有機農産物として申請はしないものの、栽培している圃場だけは申請する事にしました。

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 この分だと新米の発売は10月末か、もしかしたら11月に食い込むかも…。なんとか10月中に販売開始したいと思います。

2004年8月24日

電気農場の日常より 2004/08/24
畦のネズミを捕るチョウゲンボウ
畦のネズミを捕るチョウゲンボウ
 空梅雨だぁ、と思っていたら梅雨の終わりにいきなり大雨が続き肌寒い日が続きました。
 二週間近く続いた大雨で、それまでおとなしかった畑の雑草が一気に伸び始め、梅雨が明けた頃には作物が雑草の中に埋もれていました。お天道さんの気まぐれですからどうしようもないんですが、
その後続いた真夏日の元、雑草処理の大変な事といったら。
 大豆は畝間が雑草で埋まっていて、培土作業が大変。作業機に絡まる雑草を手で取り除きながらの作業。普通なら半日ぐらいで終わる作業が一週間もかかりました。
 雑穀の方は取りきれないんで、刈り払い機で雑草をバリバリ刈り倒しました。
 田んぼの方は稲が穂作りにはいるので、草取りには入れません。ここ数年で増えてきた雑草がタデです。稲の穂が出る頃からドンドン伸びてきます。そんなにじゃまになる草じゃないけれど、もっと増えてきたらこれも対策を考えなきゃならないかな。

 その他田んぼの畦草刈り。小豆畑の草むしり。なんだかんだとけっこう仕事があるもんで、いつの間にか夏も終わりです。
 今年は稲の出穂が早かったので刈り取りも早まりそう。そろそろ稲刈りの準備をしなければ。

〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃

 先日、とある農機メーカーの取材を受けました。メーカーの広報誌みたいなやつで、日本の食をテーマにしたコーナーがあって、雑穀を取り上げるってんで産地の取材としてやってきたのでした。
 産地といっても家だけでいくらか作っているだけなんで、「産地」と言っていいのかどうか疑問もありますが…。

 ところで最近は健康ブームに乗ってというか、雑穀もブームなんだそうです。「お米に変わる完全食」なんて勢いで雑穀をプッシュしている向きもありますが、違うんじゃないかなあ、と思うのです。
 雑穀って結局は20世紀の大量生産、大量物流という流れの中で、自然と淘汰されていったものじゃないですか。生産性、作業性、効率の面ではどう逆立ちしても米や小麦にはかないません。下手すれば鳥に全部食べられて収穫皆無なんてこともあるし、台風とかが来れば茎がバリバリ折れてしまう。栄養が豊富とはいえ、絶対雑穀でなければならないといった必然性もありません。大規模化、機械化して生産効率を上げようといった考えもありますが、ブームであおって、大量流通システムに雑穀を組み込もうとしてもかなり無理があるんじゃないかと思います。

 それでも最近ではそういった大量生産・大量廃棄といった20世紀的なシステムに対して、「循環型」といった考え方が出てきました。循環型社会とか循環型農業とか。有機農業というのもまさに循環型を目指すもので、そういったしくみの中では価値観の多様性も生まれてきて、淘汰されていった雑穀とか、古代米とか、「さわのはな」といったお米とかが生きてくる余地があるんじゃないかと思います。
 「多様性」です。食べ物も「甘さ・柔らかさ」一辺倒じゃなくて、
いろんなものがあっていいじゃないかな。

 平成16年8月24日

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