9月に入ってめっきり朝晩肌寒くなったけれども、日中の蒸し暑さといったらないです。ちょっとした仕事をするのにもだくだく汗流れていきます。
ただいま稲刈り作業中。汗を流しながらジッと機械の上に乗っているのもけっこうキツイです。
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稲刈りを前にして畦の草刈りをしていると、目の前の草むらからいきなりキジが飛び出してきました。キジ(雌)はよっぽどそばまで近づかないと逃げていきません。危うく草刈り機で切ってしまうところでした。
キジがいたところの草を刈り取ってみると、巣があって卵がギッシリ詰まっていました。これから稲刈りで人の往来が多くなる道。きれいに草を刈ってしまったので、もう親鳥は戻ってこないかなと思って夕方見に行ったら、地面にへばりつくように卵を抱いていました。
また田んぼにキジが増えると楽しいな。
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稲刈りをはじめ、もろもろ収穫作業の始まりです。雑穀は刈り取りが稲刈りとかぶらないようにと種まきを遅めにしたけれども、今年の好天で、結局かぶってしまいました。
現在農協出荷用の慣行栽培米の刈り取りを終えましたが、だいぶ収穫が少ない。
去年は冷害で収穫が少なかったけれども、今年は猛暑で収穫が少ない。もっとも、日照が多かったし食味は良くなるんじゃないかと思います。
しかし、もともと暑すぎる年は収穫が少ない傾向があるけれども、これほどとは思っても見ませんでした。逆に冷害の被害に遭いやすい地区なんかはたくさん穫れたんじゃないかな?
産直用の減農薬、無農薬米は害虫の影響で生育が遅れていた稲の実がまだ青いので、いつもの年より遅めの刈り取りになるかも。
いまは稲刈りの中休み。雑穀や小豆を刈っています。また今年もプレゼント企画でお届けしたいと思っています。
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お米の方は毎年有機JASの認証を受けています。農水省の認定した認証機関が生産者団体、農家、流通業者を有機農産物取扱者として認定する、といった形です。そして認定された農家や団体などが有機農産物を認定する事が出来るといった、非常にややこしい仕組みです。国の法律に基づいての認証ですからとても細かいし、違反すると当然罰則もあります。
そんなわけでいろいろ神経を遣います。書類の書式や認定の基準など毎年少しずつ変わっていて、対応するのが大変です。今年は現地確認調査で、認証を受けているNPOの代表の方が来られました。
書類や作業場、圃場を事細かにチェック。何点か改善を指摘されました。
まず慣行栽培用の農薬。これは有機米の作業場とは別な場所に隔離して保管する事。
それから乾燥、籾摺り作業場では品種の混合など無いように、ホワイトボードなどを設置して、選別管理を徹底する事。
それから圃場。有機圃場として申請しているのはお米を作っている田んぼだけで、転作して大豆や雑穀を作っている圃場は申請していませんでした。しかしそれだと、水田に戻したときに有機栽培ではなく有機1年目の〈転換期間中〉有機栽培となってしまうという事で、大豆や雑穀は有機農産物として申請はしないものの、栽培している圃場だけは申請する事にしました。
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この分だと新米の発売は10月末か、もしかしたら11月に食い込むかも…。なんとか10月中に販売開始したいと思います。