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農場だより(電気農場)

電気農場
電気農場

1時間前にオンライン

代 表 者 : 渡部 陽一 
所 在 地 : 山形県
生 産 歴 : 39年
モットー : 『毎日ご飯!』

農場だよりを更新しましたNEW
( 1月 18日 更新 )
  • 田んぼに棲む貝ドブシジミ 田んぼに棲む貝ドブシジミ
  • アマランサスの穂 アマランサスの穂
  • 豪雪地帯です。 豪雪地帯です。
 
11月27〜29日お休みします。
発送は30日以降になります。

お米を食べよう!もっとご飯を食べよう!
毎日食べても飽きずに美味しく食べられる。そんなお米を作ろうとがんばっています。

◎分づき米は精米と同じ価格です。

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2004年9月22日

電気農場の日常より 2004/09/22
稲刈り中、田んぼの中からドジョウが
稲刈り中、田んぼの中からドジョウが
 9月に入ってめっきり朝晩肌寒くなったけれども、日中の蒸し暑さといったらないです。ちょっとした仕事をするのにもだくだく汗流れていきます。
 ただいま稲刈り作業中。汗を流しながらジッと機械の上に乗っているのもけっこうキツイです。

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 稲刈りを前にして畦の草刈りをしていると、目の前の草むらからいきなりキジが飛び出してきました。キジ(雌)はよっぽどそばまで近づかないと逃げていきません。危うく草刈り機で切ってしまうところでした。
 キジがいたところの草を刈り取ってみると、巣があって卵がギッシリ詰まっていました。これから稲刈りで人の往来が多くなる道。きれいに草を刈ってしまったので、もう親鳥は戻ってこないかなと思って夕方見に行ったら、地面にへばりつくように卵を抱いていました。
 また田んぼにキジが増えると楽しいな。

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 稲刈りをはじめ、もろもろ収穫作業の始まりです。雑穀は刈り取りが稲刈りとかぶらないようにと種まきを遅めにしたけれども、今年の好天で、結局かぶってしまいました。

 現在農協出荷用の慣行栽培米の刈り取りを終えましたが、だいぶ収穫が少ない。
 去年は冷害で収穫が少なかったけれども、今年は猛暑で収穫が少ない。もっとも、日照が多かったし食味は良くなるんじゃないかと思います。
 しかし、もともと暑すぎる年は収穫が少ない傾向があるけれども、これほどとは思っても見ませんでした。逆に冷害の被害に遭いやすい地区なんかはたくさん穫れたんじゃないかな?

 産直用の減農薬、無農薬米は害虫の影響で生育が遅れていた稲の実がまだ青いので、いつもの年より遅めの刈り取りになるかも。

 いまは稲刈りの中休み。雑穀や小豆を刈っています。また今年もプレゼント企画でお届けしたいと思っています。

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 お米の方は毎年有機JASの認証を受けています。農水省の認定した認証機関が生産者団体、農家、流通業者を有機農産物取扱者として認定する、といった形です。そして認定された農家や団体などが有機農産物を認定する事が出来るといった、非常にややこしい仕組みです。国の法律に基づいての認証ですからとても細かいし、違反すると当然罰則もあります。

 そんなわけでいろいろ神経を遣います。書類の書式や認定の基準など毎年少しずつ変わっていて、対応するのが大変です。今年は現地確認調査で、認証を受けているNPOの代表の方が来られました。
 書類や作業場、圃場を事細かにチェック。何点か改善を指摘されました。

 まず慣行栽培用の農薬。これは有機米の作業場とは別な場所に隔離して保管する事。
 それから乾燥、籾摺り作業場では品種の混合など無いように、ホワイトボードなどを設置して、選別管理を徹底する事。
 それから圃場。有機圃場として申請しているのはお米を作っている田んぼだけで、転作して大豆や雑穀を作っている圃場は申請していませんでした。しかしそれだと、水田に戻したときに有機栽培ではなく有機1年目の〈転換期間中〉有機栽培となってしまうという事で、大豆や雑穀は有機農産物として申請はしないものの、栽培している圃場だけは申請する事にしました。

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 この分だと新米の発売は10月末か、もしかしたら11月に食い込むかも…。なんとか10月中に販売開始したいと思います。

2004年8月24日

電気農場の日常より 2004/08/24
畦のネズミを捕るチョウゲンボウ
畦のネズミを捕るチョウゲンボウ
 空梅雨だぁ、と思っていたら梅雨の終わりにいきなり大雨が続き肌寒い日が続きました。
 二週間近く続いた大雨で、それまでおとなしかった畑の雑草が一気に伸び始め、梅雨が明けた頃には作物が雑草の中に埋もれていました。お天道さんの気まぐれですからどうしようもないんですが、
その後続いた真夏日の元、雑草処理の大変な事といったら。
 大豆は畝間が雑草で埋まっていて、培土作業が大変。作業機に絡まる雑草を手で取り除きながらの作業。普通なら半日ぐらいで終わる作業が一週間もかかりました。
 雑穀の方は取りきれないんで、刈り払い機で雑草をバリバリ刈り倒しました。
 田んぼの方は稲が穂作りにはいるので、草取りには入れません。ここ数年で増えてきた雑草がタデです。稲の穂が出る頃からドンドン伸びてきます。そんなにじゃまになる草じゃないけれど、もっと増えてきたらこれも対策を考えなきゃならないかな。

 その他田んぼの畦草刈り。小豆畑の草むしり。なんだかんだとけっこう仕事があるもんで、いつの間にか夏も終わりです。
 今年は稲の出穂が早かったので刈り取りも早まりそう。そろそろ稲刈りの準備をしなければ。

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 先日、とある農機メーカーの取材を受けました。メーカーの広報誌みたいなやつで、日本の食をテーマにしたコーナーがあって、雑穀を取り上げるってんで産地の取材としてやってきたのでした。
 産地といっても家だけでいくらか作っているだけなんで、「産地」と言っていいのかどうか疑問もありますが…。

 ところで最近は健康ブームに乗ってというか、雑穀もブームなんだそうです。「お米に変わる完全食」なんて勢いで雑穀をプッシュしている向きもありますが、違うんじゃないかなあ、と思うのです。
 雑穀って結局は20世紀の大量生産、大量物流という流れの中で、自然と淘汰されていったものじゃないですか。生産性、作業性、効率の面ではどう逆立ちしても米や小麦にはかないません。下手すれば鳥に全部食べられて収穫皆無なんてこともあるし、台風とかが来れば茎がバリバリ折れてしまう。栄養が豊富とはいえ、絶対雑穀でなければならないといった必然性もありません。大規模化、機械化して生産効率を上げようといった考えもありますが、ブームであおって、大量流通システムに雑穀を組み込もうとしてもかなり無理があるんじゃないかと思います。

 それでも最近ではそういった大量生産・大量廃棄といった20世紀的なシステムに対して、「循環型」といった考え方が出てきました。循環型社会とか循環型農業とか。有機農業というのもまさに循環型を目指すもので、そういったしくみの中では価値観の多様性も生まれてきて、淘汰されていった雑穀とか、古代米とか、「さわのはな」といったお米とかが生きてくる余地があるんじゃないかと思います。
 「多様性」です。食べ物も「甘さ・柔らかさ」一辺倒じゃなくて、
いろんなものがあっていいじゃないかな。

 平成16年8月24日

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