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農場だより(電気農場)

電気農場
電気農場

12時間前にオンライン

代 表 者 : 渡部 陽一 
所 在 地 : 山形県
生 産 歴 : 41年
モットー : 『毎日ご飯!』
  • 田んぼに棲む貝ドブシジミ 田んぼに棲む貝ドブシジミ
  • アマランサスの穂 アマランサスの穂
  • 豪雪地帯です。 豪雪地帯です。
 
12月3日から5日までお休みです。
この間の発送及びメールのお返事は6日以降になりますので、よろしくおねがいします。

お米を食べよう!もっとご飯を食べよう!
毎日食べても飽きずに美味しく食べられる。そんなお米を作ろうとがんばっています。

◎分づき米は精米と同じ価格です。

※お客様からいただいたメールには1.2日中にお返事をお出ししています。
3.4日経ってもこちらからの返事がない場合はこちらにメールが届いていない可能性がありますので、お電話でお知らせ下さい。

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2011年3月18日

電気農場日記 震災後・4
 3月16日

今日の計画停電は中止になりました。
外は吹雪です。
どうせ早く寝る予定だったので、やっぱり寝ます。

妻が被災した友人に米を送りたいと言っていました。
しかしテレビやラジオの被災地の情報を見ると、水が無いので研がずに炊ける無洗米でないと現地でも大変なようです。
玄米と圧力鍋をセットで送れば、栄養的にもいいかもしれない。なんて話しましたが、今はまだ個人間で物資のやりとりをできる状態ではないし、している状況でもありません。
善意で個人が動いても現地ではかえって迷惑になってしまう事があるので、感情だけで行動するのは控えなければなりません。
山形県では宮城や福島からやってくる被災者の方々向けの受け入れ施設が各市町村で出来はじめています。
さらには被災地向けの救援物資の受け付けを始めた市町村もあります。
系統立てて必要なところに必要な物を分配してもらうのが一番確実です。
とはいっても、こちらも生活物資が不足しつつあり、必要な品物のリストを見ても、なかなか手に入れるが難しい現状です。
やっぱり今の段階では義援金という形が一番融通が利いて確実かもしれません。

ところで・・・・ちょっとひねくれた見方でしょうか。
(国内の)芸能人が義援金として大金を寄付するのは大変いいことだと思いますが、誰もが実名を隠して施設にランドセルを送る時代。大々的に支援を「表明」することに、どれほどの意味があるのでしょうか?

 −−−

 3月17日

今日は大雪です。
また一面白に戻ってしまいました。

今朝、連絡のつかなかった宮城県に住む友人と携帯がつながりました。
家は壊れたけれど、無事とのこと。
奥さんのご実家は津波でやられてしまったと。
何とか生活できていると。

もっといろいろ聞きたかったけれど、とても電話を繋いでいることができませんでした。
気の利いた言葉も見つからず。
一言「頑張れ」というのが精一杯でした。

家の奥さんは「もう頑張っているんだから、頑張れなんて言うな」と言うけれど、私は誰かに「頑張れ」と言われると、「そうか、もっと頑張れるんだ」と思ってしまうほうなので。

2011年3月18日

電気農場日記 震災後・3
 3月15日

昨日の朝、最上町の友人から電話。
なんと地震の日は仙台にいたとのこと。
若林区で用事を済ませ帰途につき、泉区辺りで地震に遭遇。
「出発が30分遅かったら、帰れなくなっていたかも」。
古川方面から国道47号線を車で帰ってきたけれども、途中電線が切れていたり、道路が陥没していたりで、「生きた心地がしなかった」そうです。
ともかく生きて帰ってきてくれてよかった。

夜には宮城県利府町で被災し、今も現地にいる妻の友人から妻へメール。
携帯にとどいたチェーンメールの内容の真偽をたずねるメールだったようです。
こちらでいると、テレビ、ラジオ、新聞など、いろいろな情報源が有り、真偽の判断をつけることができるのですが、現地ではテレビもラジオもなく、携帯が唯一の情報源らしく、飛び交う不確かな情報の真偽を判断するのが難しい状態のようです。
ライフラインの復旧もまだのようですが、家族とも無事らしいので、少し安心です。
明日からまた冬型の天気に戻りそうですが、季節は春に向かっています。
少しずつですが間違いなく暖かくなっていきます。希望を捨てずに日々を乗り越えてもらいたいものです。

今日も相変わらずガソリンスタンドは給油待ちの渋滞が続いているようですが、日本海側からの石油供給のメドがついたようで、数日中には燃料不足も解消の方向に向かうのではと、ラジオで言っていました。
山形県では宮城や福島からやってくる被災者向けに、受け入れ施設の準備を進めています。
少しずつ復興の方向に進み始めています。

こちらは明日、夕方から計画停電です。

2011年3月18日

電気農場日記 震災後・2
 3月14日

こちら新庄はほぼ通常通りの生活に戻りました。
足りないのはガソリン。
どこのガソリンスタンドも給油待ちの列に何時間か並んで千円分とか二千円分やっと詰められるといった状態のようです。
今日11時頃郵便局に行く途中にJAのスタンドを覗いたらすでに販売終了でした。
今日来たヤマト運輸のドライバーによれば、集配トラックの燃料確保が大変だということだったので、集荷停止の状態が思ったよりも長く続くかもしれません。
家では外出する必要もあまりないので、まだ不便はありませんが、燃料確保が難しいとなると、プロパンガスや灯油の配達、郵便や新聞の配達など、車を使った業務に支障を来す恐れもあります。
酪農家では餌の供給、生産した牛乳の出荷に問題が出そうです。
復旧した路線バスもどうなるか。
そんなわけで、余計な外出を控え、雑穀の選別作業をやりながら、節電省エネ生活中です。

それから郵便局の帰りに乾電池の携帯充電器がないかと、コンビニに寄ってみたのですが、無いどころか、商品棚が3分の1くらいしか埋まっていませんでした。
雑誌や酒類。カップラーメンとスナック類が少しあるだけ。
仕方ないんでチョコレートを一つ買って帰ってきました。
甘いものを食べると落ち着きます。

情報源で一番頼りになるのが地元のAMラジオ局の放送です。
行政や事業者、リスナーから本当に必要な情報がリアルタイムで入ってきます。曖昧な情報や間違った情報にはすぐにレスポンスが有り、信頼性もあります。

一方民放テレビのワイドショー的な報道番組は何だか見ている方もワイドショー的な視点になってしまい、今の段階ではとても見ることができません。

ほんとは一杯やって寝たいけれども、夜中に地震が来ると怖いのでガマンです。

2011年3月18日

電気農場日記 震災後・1
 3月13日

地震の日は、用事があり妻と娘を連れて、車で天童市まで行った帰り。村山市辺りのバイパスを走っているときに遭遇しました。
車が左右に大きく振られ、慌てて路肩に停めたら、脇の電柱が大きく揺れていて、初めて地震と気づきました。
村山地方は震度5強、揺れの大きさもさることながら、強い揺れがずっと長く続き、電柱が倒れてこないかハラハラしました。

揺れが収まりラジオをつけると、三陸沖で大きな地震のニュース。
車をゆっくり走らせて新庄まで。途中の信号は全部消えていました。
新庄市内の国道は渋滞が始まっていたので、信号のない脇道に迂回、家に帰ってみると、建物などの被害は特になく一安心。
新庄は県内の他の地方よりは比較的揺れは小さく震度5弱でした。

山形県はほぼ全域が停電。井戸水は停電の影響でポンプが作動せず使えません。それでも水道の方が生きていたので助かりました。ガスもプロパンなので使えます。
電話は固定も携帯もダメ。
災害伝言ダイヤルもつながらないし、携帯のネットもつながりません。
情報源は仕事場で使っている乾電池式のラジオのみ。
電気炊飯器は使えないので、圧力鍋でご飯を炊き、明るいうちに夕飯を済ませ、小さなろうそくの明かりと、反射式石油ストーブの薄暗い光のなかで、じっとラジオを聴きながら、余震の続く夜を明かしました。

12日朝。薄っぺらい朝刊の大きな写真によって被害の大きさを見ることができました。現実とは思えない光景にちょっと思考がついて行きません。
電気がいつ復旧するかわからないので、乾電池を買いに近くのホームセンターへ。
すでに行列。数人ずつ店内に入れての変則的な営業。店内は真っ暗、レジは電卓で。乾電池は単1がすでに完売。必要な単3と単4を買って帰宅。
妻の実家が井戸水で、停電のため汲み上げられないかもしれないということで、ポリタンクに水道水を詰め(温泉水用に買っておいたタンクがこんなところで役に立ちました)余計に炊いたご飯をおにぎりにして、実家へと。
途中にある踏切は遮断機が折れ曲がっていたり、警報器が鳴りっぱなしだったり。
実家に行ってみると、小さな発電機でポンプや暖房を使っていて一安心。さすが大工さん。
自宅へ戻り、ラジオで情報収集。ずっと被災情報を聞いていると、なんか気持ちがおかしくなってきます。
電話は相変わらず通じないので、消防団やいろいろな連絡事項は車か徒歩。
午後になって、何とか固定電話は通じるようになりました。離れて住む家族とも連絡がつき、無事を確認。すこしホッとしました。

夕方4時頃やっと電気が復旧しました。
テレビをつけると、信じられない光景がさらに広がっていました。
一度に何百人が津波にのまれて死亡といったニュースは自分の想像力の範囲を超えていて、気持ちがついていきません。
ともかく、この日はお風呂に入ることができて、安堵できました。
しかし、昨日のような寒く暗い夜をまだ何日も過ごす人々がいると思うと、胸が痛みます。

2011年3月17日

電気農場日記 2011年3月前半
 3月3日

吹雪きました。積もりました。どんどん冷え込んでいます。
この間まで暖かで穏やかな日が続いていたので、このまま春になるのかな?なんて思っていたら、いきなり真冬に逆戻りしてしまいました。
国道も真っ白、路肩の境目がわかりにくい上、地吹雪で視界も利きません。とろとろ走って午前中に確定申告を済ましてきました。

午後からは特別栽培の申請書作成。部屋がどんどん冷えていきます。寒い!

今日は娘の初節句。ちらし寿司とカド(鰊)でお祝いです。
今のところ無事に育っています。相変わらず食欲がすさまじいのです。
「んめぇ〜、んめぇ〜」と繰り返しながらおかゆをむさぼっています。

 −−−

 3月6日

3月に入ってからずっと雪降りです。
いつもの年ならそろそろ積もった雪の消雪作業に取りかかるところですが、この天気じゃあ無理です。
今日は午後からちょっと気温が上がり、雪が雨に変わりました。ちょっとは雪が解けてくれるといいのですが。
今年の肥料の注文。
一応4月の頭に届けてもらうよう連絡しておいたのですが、雪が解けてくれないと、フォークリフトが引っ張り出せないし、肥料を置いておく場所もありません。
今から雪を消す工面をしておかないと、春は大変なことになりそう。

 −−−

 3月8日

3月に入ってから雪の日が続いたので、なかなか雪が解けていきません。
このままでは春の作業が遅れてしまうということで、消雪作業を開始しました。
軒下の高い雪の山から、屋外の蛇口を掘り出して、ホースを繋げて水で雪を溶かしていきます。
水の量がたいしたことないので、すぐには消えていきません。じっくり春までに少しずつ溶かしていって、何とか春作業に間に合わせたいと思っています。

グズグズしていられないと始めた消雪作業ですが、とうとうあいつがやってきました。まだこ〜んなに雪が積もっているのに、花粉が舞い始めたのです。
去年の夏からずっとこの春は花粉がかなり多いと言われていましたが、やっぱり来ました。
鼻の方がグズグズです。
また苦しい日々が続くのか〜

 −−−

 3月12日

昨日の地震。ビックリでした。 ちょうど車を運転しているときで、まっすぐ走れなくなり、「やばい、パンクした」と思って、路肩に寄せたら、地面がすごい揺れている。しかもずうっと揺れっぱなしでなかなか止まらない。 家に帰るまでの信号は全部切れていて、おそるおそる運転しながら自宅へ帰ると停電。ガス、水道が無事なので助かりました。 今やっと電気が復旧しました。 こちら新庄は地震による被害は特にない模様。

2011年3月8日

電気農場日記 2011年2月後半
ちょっと暖かくなりました。鳥海山がきれいです。
ちょっと暖かくなりました。鳥海山がきれいです。
 2月16日

今日はけっこう暖かかったです。
ハウスの中での脱穀作業。暑くて半袖で作業しました。
アマランサスの脱穀を終え、一応ハウス内での脱穀作業は終了です。
この後は脱穀した雑穀の選別作業。室内でできるので、環境的には快適なんですが、手先を使った細かな作業なんで、これまた結構疲れて時間もかかります。
それでもまあ、気持ち的にはだいぶ余裕が出てきます。

 −−−

 2月21日

昨日無事に消防団の総会を終えました。
事務局をやっていたので、せっせと下準備をし、総会資料を作成し、会場の段取りをし、何とか無事に終えることができました。
午前中に総会が終わって、そのまま懇親会になだれ込み、午後9時に会場を閉めて、カッチカチに凍った道路をおっかなびっくり、腰を曲げて前屈みで、ヨタヨタと家まで歩いて帰りました。
そのせいか、はたまたどっと肩の荷が下りたせいか、今朝起きたら腰が痛い。ぎっくり腰の一歩手前ってくらい痛い。
こりゃあ、今日は少し体を休めなきゃあ。午前中は軽く仕事して、午後から床屋に行って、ついでに羽根沢温泉まで足を伸ばし、じっくりと温泉に浸かってきました。
いつもの共同浴場です。
先客は2人。地元のおじさんたちで、話題は隣村の村長選挙。
ぬるっとした感触が心地よいお湯。夏はちょっと熱めの掛け流しのお湯も、ばっちり適温でのんびり、ゆったり浸かることができました。
腰痛が直ったというよりも、心が豊かになりました。ハイ。

 −−−

 2月27日

久しぶりに雪が降って、ちょっと積もりました。
それでも午後には溶け出しました。
こうやって、だんだん雪は少なくなっていきます。

今日は一日アマランサスの選別作業。
はあ〜、一日中じっと座って、細かいツブツブを凝視していたら、目と肩と背中と腰がかなり疲れました。
こういった地味な作業もなかなか疲れます。
春まで終わるかなあ?

2011年2月23日

電気農場日記 2011年2月前半
道路脇はもう雪の壁がこんなに
道路脇はもう雪の壁がこんなに
 2月1日

天気予報では、そろそろ大雪も峠を越すみたいな話だけれども、今朝起きてびっくり、今までで一番積もっています。
作業小屋に行く道は跡形もありません。
いったいどうなってるんでしょうか?
週間予報では明日あたりからお日様が顔を出し、最高気温もプラスになるようだけれども、さてどうか。

そんな状況なんで、家の中で書類作成に追われています。
この時期、仕事のものから、地域のものから、作らなければならない書類がいっぱいあって大変です。
今作っているのは特別栽培認証の報告書類。
パソコンが新しくなって、画面が大きくなったのはいいけれど、モニターが明るすぎるし、字は細かいし、目が疲れて大変です。
グズグズしていると寒ダラの季節が終わってしまいます。
何とか暇を見つけて庄内まで出かけたいんですが、まだ除雪作業が残っています。
お願いこれ以上降らないで。

 −−−

 2月3日

お天道さんが!!
久しぶりにスカッと晴れて、気温も上がり、たっぷりと積もった雪もちょっと解け案配です。
で、今日はまた公民館の屋根の雪下ろし。
なぜかちょっとチラチラ雪模様。
昨日はすーっと晴れるような天気予報だったのに。
今シーズン2回目の雪下ろしだけれども、前回よりもずいぶんとたくさん積もっていました。
ついでに消防団の小屋の屋根も除雪して、結構くたびれました。
この疲労感。このまま温泉に浸かりたい。

 −−−

 2月6日

いやあ、今日はすっきり晴れました。その代わりかなり冷え込んで、日が照った日中でも雪はガチンガチンに凍り付いていました。

朝起きて、一息ついたら何だかとても眠たくて、うとうとと1時間ほど。
今日は仕事にならんなと、部屋に棚をつったりなんだり、日曜大工をダラダラやっていました。
一日日が照って、雪もだいぶ絞まっただろうと、雪が絞まるということはずっしり沈んでいくということで、夕方近くちょっとハウスの方に様子を見に行ったら、ビニールを剥いでいる方のハウスの骨組みのパイプが、沈んでいく雪に引っ張られて、だいぶ反り返っています。
ヤバイ、骨が曲がってしまうと、あわててスコップで骨組みの掘り出し作業。
積もった雪をどけると、ビヨヨ〜ンとパイプがはじけます。よかった、まだ潰れていなかった。
日暮れまでに何とか完了。やっぱり汗ビッショリです。
明日は反対側、念のためあんまり埋もれてない方もやらなくちゃ。

 −−−

 2月12日

今日は地元昭和地区の自治会・実行組合の総会でした。
午前中で総会を終え、お昼に寿司が出たのですが、チェーンの宅配寿司店の寿司でした。
お酢が利いてなかなかおいしかったです。家の方はなんか土地柄なのか、酢飯の酢が薄い寿司が多いのです。
なかなかおいしかったのですが、家に帰ってみるとなんか体調がおかしい。
具合が悪いってほどじゃない。体がちょっとだるくて、軽く目が回ったような感じ。
そういえば、以前安い回転寿司に行ったときもこんな感じになったことがあります。
そのときはあまりにゴチャゴチャした店の雰囲気&雑音のせいかと思ったのですが、もしかしたら寿司のせい?
でも、酢飯に刺身を乗せただけの食べ物なのに、そんな体調に影響するような変なものが入っているのだろうか??
ちなみにスーパーの寿司ではこういった症状が出たことはない気がします。
果たして真相は???

2011年2月10日

電気農場日記 2011年1月後半
これほど積もるとは…
これほど積もるとは…
 1月18日

吹雪が続きましたね。あきれるほど。
風が強かったので、ビニールハウスの除雪が出来ずにいました。
除雪機で吹き飛ばした雪が風でまたハウスを直撃してしまうのです。

午後やっと雪が止み、風もちょっと弱くなったので、さっそく除雪開始。
しかし家のハウスが建っているところは風の通り道でもう高いところは背丈ほどの吹き溜まりになっていて、除雪がなかなか大変です。
夕方まで、なんとか片側だけ終わらしました。
さすがに雪の量が多く、半日で全部は無理でした。
明日のこりの半分を、そしてビニールを剥いで骨組みだけになっているハウスも除雪しないと骨が潰れてしまいそうです。
大仕事になりますな。


 −−−

 1月19日

やっと吹雪も一段落。と、安心していたら・・・朝、もう積もっている。
今日もハウスの除雪。昨日やり残した半分。楽勝と思っていたのに、また増えた。
それにしても積もったもんだ。除雪機も悪戦苦闘。
そして気温が上がったのか、ちょっと雪が湿ってきて重い。
これが危ない。ビニールハウスのパイプは意外と簡単に折れてしまう。
雪の降る中、夕方まで作業して、なんとか無事作業終了。
家に帰ってみると、隣の地区のビニールハウスが一つ潰れたという話。
そうなる前に完了してヨカッタ。

 −−−

 1月21日

ハウスの除雪が終わったので、昨日はペット用雑穀の出荷とさらに雑穀の調整をしました。
その間も雪は相変わらずずんずん降っています。
そこで今日はビニールを剥いでいるハウスの骨組みの除雪。
ハウスの肩の横パイプが雪で埋まってしまったのです。
積もっているうちは大丈夫なのですが、暖かくなってきて、雪が沈んでくると、一緒にパイプも曲がっていってしまうのです。
そんなわけで骨の周りを除雪するんですけど、これがビニールを張っているハウスの周囲の雪を除雪機でこちらに飛ばしているので、ガッチリ積もった雪が2m以上積もっているんです。
除雪機で何度も少しずつ削っていって、地べたに到達したら、スコップでハウスの骨組みを掻き出します。
雪は容赦なくずんずん積もっていきます。
は〜疲れた。
朝から夕方まで掛かってクタクタです。
今日は早く寝よう。

 −−−

 1月24日

しつこいくらい降り続いた雪がやっと止みました。
それにしても怖ろしいぐらい積もりましたね。
またビニールハウスの除雪です。
こないだやったばっかりなのに、これほど積もったか!
そしてこれが昨日までと違って湿った重い雪です。
やっと冬も山を越えたのか?
まだ1月だけど、これだけ降ればもういいでしょう。

やっと注文していたパソコンが来ました。
データを移動したり、ソフトをインストールしたり、しているのですが、これがややこしい。
なにせ最新のウィンドウズ7。今まで使っていたXPとは操作方法がガラッと変わってしまって、スタートメニューは使いづらいわ、フォルダの操作も訳が分からないわ、もうほんとに何がなにやら分かりません。

2011年1月21日

電気農場日記 2011年1月前半
すっかり積もりました。
すっかり積もりました。
 1月2日

年末の大雪が去って、天気のいいお正月です。
積もった雪もちょっと融け出しています。
元旦は例年通り消防団の出初め式&新年会。
元旦早々特別に2時間だけ開けてもらったお店でお昼からいい気分です。
終わってから今度は公民館で続きを。終わったのはすっかり夜でした。
ああ、今年の元旦もこうして過ぎていきました。
なんと平和な一日だったでしょうか。
この一年もこんな調子で過ぎていけばいいのになあ。
とにもかくにも、明けましておめでとうございます。
みなさまにとりましても、平和な一年でありますように。

 −−−

 1月5日

早いもので年が明けてもう5日。
お正月は消防団の行事や挨拶回りなどで、あっという間に過ぎていきました。合間を見て寝正月もしっかり実施しました。
ぼちぼち農作業の方も再開しています。
年が明けてから雪もそれほど積もらないので、ハウスの除雪も無く、雑穀の調整をしていますが、気持ちがまだの〜んびりしていて、作業もゆっくりです。
このままのんびりいきたいな〜。コタツに入ってミカン食べて。

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 1月6日

のどかだった正月が過ぎ、またまた風が強くなってきて冷え込んできました。また大雪になりそうです。

今日の夕食は粕汁でした。
酒粕を溶いた汁に大根、ニンジン、白菜。そして鮭のアラ。
腹の底から温まりますね。
なぜかおみやげでもらった笹かまぼこもありました。
汁には入れませんでしたが。

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 1月10日

今日も吹雪です。
一昨日ハウスの除雪をしたのに、もうだいぶ積もってしまいました。
ハウスまで行くのも雪をかき分けながらです。
年が明けたばっかりなのにこの雪では先が思いやられます。
今年はこのまま大雪の冬になってしまうのでしょうか?
明日もまた雑穀の調整。吹雪がやんだらまたハウスの除雪。
同じような日々が延々続いていきます。

 −−−

 1月11日

午前中は雪降り、ハウスの中で雑穀の調整。
ずいぶん冷えたので、ハウスの中でもけっこう寒い。
午後、なぜか突然いい天気。
だもんで、除雪作業に切り替え、米保冷庫の屋根の雪下ろし。そしてビニールハウス周りを除雪機で除雪。
終わった頃には夕方。
この季節はなかなか仕事が進まない。
明日もきっと同じような一日。

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 1月14日

明日からまた大雪みたいですね。いったいどれほど降るの。
大雪に備えて、公民館の屋根の雪下ろしをしました。
ほんの30分くらいで終わったのですが、厚着していたものだから、すっかり汗ぐっしょり。
冬の肉体労働はタイヘンです。

2011年1月20日

電気農場日記 2010年12月後半
突然の大雪です。
突然の大雪です。
 12月16日

突然の大雪で一面真っ白です。
今日は山形県の特別栽培認証の説明会ってことで、I井くんと一緒に天童市まで行ってきました。
道路もガチガチの圧雪状態です。
まるで真冬です。
いきなりなんでビックリです。

さすがに村山市あたりから雪は少なくはなっていきましたが、天童市まで真っ白でした。

 −−−

 12月19日

新庄はここ何日かでだいぶ雪が積もりました。
厚い雪雲は日の光を遮り、この時期よりいっそう日暮れが早くなるのですが、逆に夜は雪明かりで薄ぼんやりと明るくなります。
雪の積もる前よりは暖かな感じがするものです。

ここ数日デスクワークに追われて、雑穀の調整作業は中断中です。
することが山積みの年末。なのに今日もコタツの誘惑が私を呼んでいます。

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 12月24日

午前中、妻の実家に積んであった、引っ越しして不要になったホームセンターの備品をいただきに。
レジカウンターや書類棚、屋外用のゴミ箱など、不要品の山を軽トラックに積み込んで自宅へ。
どれもだいぶくたびれていたけど、宝の山だ!(^^)!

昼ごろからいきなり雪が勢いを増し、あっという間に国道も轍が出来るほど。今年も大雪の年越しになりそうな雰囲気。
ああ、温泉の入り納め、出来るかな。

 −−−

 12月27日

ビックリするほど積もりました。
けっこう風も強かったので、ビニールハウスの除雪が出来ずにいたのですが、やっと風はやんだので、腰まで積もった雪をかき分けハウスの方に行ってみると、防風ネットはすっかりずり落ちて雪に埋まり、ハウスの屋根には30cmくらい雪が積もっていたのでした。
ヤバイ、ハウスが潰れてしまう。
さっそく除雪機出動したのですが、なにせ積もった量がハンパ無い。とくに吹雪の雪はサラサラで除雪機のゴムクローラが埋まっていってしまいます。
悪戦苦闘しているうちに片方のクローラがはぜれてしまいました。タイヘン!
車体の下の雪をかきだして、ジャッキアップして、車輪のボルトをゆるめて(すでに緩んでいたのが外れた原因でした)、クローラをはめ直し、仕事再開。汗をかくわ、雪で濡れるは、大変です。
でもって、雪の量が多いもんだから、除雪機だけでは無理で、スコップを使って高く積もった雪を突き崩し、崩した雪を除雪機で吹き飛ばし・・・。
スコップを使うと汗をかき、除雪機を使うと寒くなり。
昼食取っている間にハウスが潰れちゃあ大変ってんで、昼食も取らずに雪と格闘。なんとか日の高いうちに終わりました。
いやはや、肩から背中から腰から両手両足まで、身体中ガタガタです。
温泉に浸かって癒した〜い。

 −−−

 12月31日

いやあ、波乱の一年ももうすぐ終わりです。
天候に泣かされ通しでしたが、締めくくりは突然の大雪で、やっぱり天候に泣かされました。
来年はどんな年になるのか。
よい兆しはどこを見渡してもありません。
でも、どんな年でも悪いことばかりじゃありません。
何とかなるもんです。
笑って新しい年を迎えましょう。
それではみなさま、よいお年をお迎え下さい。

2010年12月21日

電気農場日記 2010年12月前半
鳴子温泉・姥の湯旅館、木造の床が硫黄で真っ白。
鳴子温泉・姥の湯旅館、木造の床が硫黄で真っ白。
 12月1日

今日は天童市美術館まで『赤塚不二夫展』を見に行ったのだ。

バカボンやおそ松くんの原画がたくさん展示してあって、とっても面白かったのだ。

新作アニメ『となりの天才ヴァカボン』も上映していたのだ。

娘のたまちゃんのために児童向けマンガ『たまねぎたまちゃん』を買ったのだ。
ほのぼのと懐かしい感じのマンガでジーンときたのだ。
〈はじめに〉で赤塚先生が食について語っていたのでビックリしたのだ。

他にもグッズがいっぱい売っていたけど、けっこう高かったのだ。
なぜかバカ田大学の大学ノートを買わされたのだ。

奥さんに回転寿司をねだられたのだ。
奥さんの食欲は旺盛なのだ。
おかげで財布は空っぽなのだ。

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 12月6日

今年もまたアイガモの解体処理の委託で宮城県加美町まで行ってきました。
去年より10日くらい遅いでしょうか。それでも今年は去年行った時よりずいぶん暖かい感じがします。
今年は予想通り冬の訪れが遅いですね。ただ、カメムシをよく見かけるんで、大雪になるかも?

帰りは毎年恒例で鳴子温泉に寄ってきます。
というか、温泉に寄りたいから、毎年通っているような。
今日立ち寄ったのは『姥の湯旅館』国道沿いにある旅館で、かなり歴史があり、共同浴場『滝の湯』と共に鳴子ではもっとも古い温泉といわれているそうです。
この旅館は4種類の源泉を持っているということですが、日帰りで入れるのは3つ。そのうちの一つ含芒硝・重曹線の露天風呂はお湯の入れ替え中で残念ながら入浴出来ず、その他の硫黄泉と単純泉のお湯に浸かってきました。

国道沿いで車の音がうるさいのが難点ですが、何種類もの温泉に入れるお得な宿でした。

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 12月7日

今日は雑穀の栽培をお願いしている今田さんから精白をお願いされた、キビとヒエを今田さんの家にもっていきました。
また卵をいただいてしまいました。
今いるニワトリももう3年目なんで、卵の殻が薄くなった。なんて言ってましたね。
今田さんのところは餌も自分で作っています。
くず米は稲作のついでに出るからいいとして、トウモロコシは収穫・乾燥して、実を取って、砕いてと、なかなか手間が掛かるので、母上が「合わないからやめればいいのに・・・」と、ぼやいていました。
有機農家なんて、どこも同じですね。みんなぼやかれながら続けています。

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 12月9日

今日は午前中アイガモを飼っていた囲い網を撤去。これで屋外の仕事は完全に終了。外にはもうなんにもありません。雪が降らないのがもどかしいくらいです。
午後からはハウスの中でいつのも雑穀の調整。
3時頃からだいぶ冷え込んできました。
ちょっと雨が降ったりしたけれど、すぐやんで、冷たい風が吹くばかり。
予報によると明日あたりやっと雪が降ってきそうです。

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 12月12日

雪が降りました。
やっと冬です。
急に寒くなりました。
いや、今までも寒かったのですが、雪が降って、寒さのレベルが一段上がりました。
そのせいか、昨日は体がだるく、風邪をひきそうな体調だったので、無難な屋内作業に切り替えました。
なんとか風邪はひかずに済んだようです。
この寒さに慣れるまで体調管理には気を遣わないと。

のんびり一日コタツに入ってテレビでも見ながらミカンを食べたいな。

2010年12月5日

電気農場日記 2010年11月後半
鮭川の鮭を頂きました。
鮭川の鮭を頂きました。
 11月18日

アワの脱穀調整をしていますが、やはり不稔で実の入っていない粒が多いです。
猛暑の影響でしょうか。
今年は何から何まで、異例ずくめです。

昨夜、妻の父がでっかい鮭をもってきてくれました。
新庄のお隣、鮭川村で捕れた鮭です。
昨夜のうちに家の父が頭とワタを取って、軽く塩をして一晩吊し、今朝バンバンと叩き切るように切り身にさばきました。
昼に分厚い切り身を焼いて、夜にはザッパ汁。
この辺まで上ってきた鮭はすっかり脂が抜けて美味しくない・・・と思いきや、意外にこれが、身が柔らかくて美味。
明日も明後日も、しばらくおかずには困りません。

 −−−

 11月20日

雑穀栽培をお願いしている今田さんが今年の収穫をもってきてくれました。
キビとヒエの栽培をお願いしているんですが、今年はヒエが大豊作?
今年は品切れの心配がありません。
今田さんのところはヒエはよかったけれど、小豆や大豆はダメだったそうです。
やっぱり天候の影響でしょうか?

ついでにニワトリの卵もいっぱいいただきました。
家族の食料にも余裕が出ました。

 −−−

 11月24日

ここのところ、穏やかな天気が続いて、なんだか不思議な気分です。
普通の年なら、朝からずーっと暗くて、寒くて、いつ雪が降るかって暗い気持ちで毎日を送っているんだけれども、こう穏やかな天気が続くと調子が狂っちゃいます。
ビニールハウスでの作業も、なんだかもったいない気がして、かといって外の仕事は全部片付けてしまったので、やっぱり屋内作業。歯がゆいなあ。やっぱり早く雪が降ってくれた方が気が楽です。

 −−−

 11月26日

今日は曇り、ちょっと雨。
この季節らしい天気。

車のタイヤを冬タイヤに交換しました。
夕食のおかずはロールキャベツでした。

ああ、いよいよ冬だなあ。

 −−−

 11月28日

昨日は市内の飲み屋で消防団の忘年会でした。

ハタハタの田楽がドーンと付きました。
今シーズン初ハタハタです。
卵がたっぷり入って、お腹がはち切れそうです。
というか、もうそこら中からはみ出しています。
甘辛い練り味噌を塗ってカリッと焼き上げた身は、頭から骨までカリカリです。
肉はプリプリ、卵は歯ごたえバリバリで、まさに極上のハタハタでした。
これを食べるともう冬です。

今日は暗い空から冷たい雨。
いつ雪になってもおかしくありません。

2010年11月19日

電気農場日記 2010年11月前半
足踏み脱穀機で雑穀の脱穀
足踏み脱穀機で雑穀の脱穀
 11月2日

今日も冷たい雨です。寒い。
エン麦の脱穀を終えて、今日はハトムギの脱穀作業。
足踏み脱穀機で脱穀。
実の他に葉っぱや枝が実の倍以上混じるので、篩を通してより分けます。

そういえば先日テレビで、どこか山の集落のおじいさんおばあさんが、手作業で蕎麦の脱穀作業をやっていました。
天日乾燥していた蕎麦の株を棒で叩いたり、板にたたきつけたりして脱穀し、古い木製の唐箕でゴミを飛ばして選別、より分けた蕎麦の実を水車で粉に碾く。何ともスローでのどかな映像でしたが、・・・・・同じようなことを家族を養う生業としてやっていると思ったら、なんだかばかばかしく思えて来たりして。
ため息をつきながら、今日も手作業。
いやいや、めげずにガンバロウ。

 −−−

 11月6日

2,3日晴れが続くみたいな予報だったので、豆の脱穀をやってしまおうと思っていて、朝目が覚めたら雨。
一気にやる気が失せてしまいました。
それでも朝の内に雨は止み、仕事出来そうってことで、失せたやる気を奮い立たせながら、何とか午前中で作業は完了。やっぱ、今年は収穫が少ないなあ。
畑もあの猛暑で雑草の勢いがハンパじゃなくて、取っても取っても草が無くならなかったからなあ。

後片づけを残し昼休み。・・・うとうとしてたらまたもや雨。
脱穀作業が終わった後でよかった。
機械や道具を急いでハウスの中に仕舞って、ああ、もう今日は外の仕事はダメ。
またもや萎えたやる気で、屋内作業に向かうのでした。

 −−−

 11月8日

昨日青豆を刈りました。
これで今年の刈り取り作業は完了です。
青豆はネキリムシでかなり芽がダメになって、後から蒔き直したのですが、やはり時期が遅かったのか、蒔き直したところはほとんど実をつけていませんでした。ショック!

今日は雨かと思われたけれど、朝少し日が差したので、ずっと先延ばしにしていたコンバインの清掃をしました。
中身の部品を引っ張り出してゴミを全部きれいにして、後は下回りを洗うだけ、と、またもや昼休み中に雨。
休憩を切り上げてコンバインと工具やらなにやら急いで作業小屋の中へ。
結局午後からは車体のグリスアップなんかをして、下回りの洗浄は延期です。
明日の天気予報は一日雨。

 −−−

 11月11日

めずらしく晴れたので外作業。
晴れたといっても、雲がたっぷり、たまたまお日様のところだけ雲がないってだけ。
午前中は小豆を乾燥させていた育苗ハウスのビニールの仮屋根をはがす。
これでいつ雪が降っても安心。
午後からは畑をトラクターで耕す。
これが思いのほか手こずった。
刈り倒した雑草が耕転ロータリーにごっそり絡まって、それを取り除きながらの作業。夕方にはぽつりと雨粒が落ちてきたりしてドキッとしたが、何とか日暮れまでに完了。
父母は冬に食べるネギの収穫。
少しずつ生活も冬モードになっていきます。

2010年11月9日

ひさびさに本のご紹介
山が紅葉しています。
山が紅葉しています。
 『雑食動物のジレンマ』
 マイケル・ポーラン/東洋経済新報社

アメリカでベストセラーになったノンフィクション。
雑食動物のジレンマ、雑食性を手に入れたために人間はどんな環境の場所でも生きられるようになった。しかし、食べられる物と食べられない物、体に良いもの悪いもの、それらを自ら考えて選ばなければならなくなった。
摂食障害が蔓延するアメリカの3つの食。工業的な大量生産の食、オーガニックの食、原始的な狩猟採種の食、それぞれを食べ物が生産される出発点から食卓に上るまでを追ったドキュメンタリー。
第一部の工業的な食の章では、農家への直接支払いによって、アメリカの農業がどう変わっていったか。生産コストより安い値で売買されるトウモロコシがアメリカの食を支えている現実。イメージとはかけ離れたアメリカ牛の生産現場などが描かれとても興味深い。
第二部、オーガニックの章では、工業的大量生産のオーガニック産業と自給的なオーガニックの対比。そして日本とはずいぶん違う食肉文化圏での有機畜産の姿が面白かった。
第三部は菜食主義の考察、作者がキノコ狩りやワイルドピッグのハンティングで食料を調達する様、それらを調理する様の奮闘ぶりが面白い。

食品が工業的に大量生産される時に掛かる見えないコストは、食品の価格には反映されないが、消費者がどこかで気づかずに確実に払っている。ファストフードはスローフードより本当に安いのか。
文化が作り上げた食の習慣やルールが雑食動物のジレンマを防いでいた。
文化の力が弱くなるほど食欲は暴走する。
文化の浅いアメリカの食の話だけれども、日本にも当てはまる部分があって、なかなか興味深い本でした。

2010年11月8日

電気農場日記 2010年10月後半
ハトムギ刈り取り
ハトムギ刈り取り
 10月17日

モチアワと小豆の刈り取りが終わり、現在はハトムギの刈り取り中。
相変わらず雑草をかき分けての刈り取り作業。難儀です。
それでも、気温や湿度がちょうど気持ちいい位なので、作業もとても気持ちいいです。
稲刈りが終わって、だいぶ気が抜けた状態での作業ですが。まあ、こういった単純作業は、のんびりと焦らずに楽しくやった方がいいのです。
今日も風が心地よい、なんて作業していたら、突然の雨。
変わりやすい天気で、あんまり仕事ははかどりません。

 −−−

 10月19日

ハトムギの刈り取りが終わって、黒小豆も完了しました。
あとは黒豆と青豆。好天も続きそうで作業がはかどりそう。
黒米の脱穀作業はその後。
それから小鳥用の雑穀の調整。
まだまだ仕事がいっぱい。

 −−−

 10月25日

黒豆の刈り取りも終わりまして、あとは青豆〈秘伝〉を刈り取るのみ。
昨日ちょっと刈ってみたら、まだ若かったので、刈り取りはもうちょっと先に延期。
その間に脱穀作業の段取りをしなければ。

一昨日地区の芋煮会。
今年はだいぶ遅くなりました。みんな忙しいのですよ。
今年は米価の暴落、猛暑などによる品質の低下で、みんな資金繰りが大変。
やっぱり話題はお金の話に。
家も収穫が少なかった。
秋の支払いを考えると、胃がキリキリ痛みます。

 −−−

 10月27日

二日連続で最高気温が10℃を下回る寒さ。
ビックリです。このまま冬に突入しそうで、心も萎えます。

今日は黒米の脱穀作業。
ビニールハウスの中での作業にもかかわらず、寒い。
動いても動いても寒い。
仕事が楽しくない。
予報では明日も寒そう。
仕事したくないなあ。

 −−−

 10月29日

今日はちょっと暖かい日和。
これがもっと続くといいのだけれど、明日後半からまた天気が崩れそう。

今日は黒米の籾すりをしました。
収穫量は結構ありましたが、あんまり黒くない。
濃い褐色の粒が結構あります。
これも猛暑の影響なのか、ムダと分かっているけれど、また天気を呪ってしまいます。

 −−−

 10月31日

薄暗い空の下、今日もまた脱穀作業です。
モチキビとエン麦。
毎年のことながら、この時期のこの天気。気持ちが陰鬱になります。
晴れたらどっか行きたいなあ。
紅葉まだ見ていないなあ。温泉にも浸かりたいなあ。オートバイの乗り納めもしないと。
あ、晴れたらコンバインの中身の掃除と整備をしなきゃあ。
どっちを優先しようか。
まあ、明日もまた天気は悪そうだけど。

2010年10月20日

電気農場日記 2010年10月前半
原木ナメコをいただきました。
原木ナメコをいただきました。
◎新米販売開始しました。

 10月1日

やっと稲刈り終わりました。
いやはや疲れた。今年ほど難儀した稲刈りはありません。
そして有機の田んぼの収穫の少なさよ。

どうも今年は害虫の発生具合も雑草の生育具合もいつもの年とまったく違っていて、対応に躊躇している内に対策が後手に回ってしまったといったところでしょうか。
それにしても有機栽培は難しい。今更ですが。

 −−−

 10月3日

午前中有機栽培ササニシキの籾摺り。
今年は夏の猛暑の影響で、いくらか白く濁った粒はありますが、くず米も少なく、なかなか実入りがよいようです。

午後から雑穀の刈り取り。
ヒエが終わってモチアワを刈り取り中。
こちらも猛暑の影響か、結実していない粒が多く見られます。
さらにはスズメの被害が多い。年によって食べられたり、食べられなかったりするのはなぜ??

 −−−

 10月4日

昨日妻が実家に行ってナメコをもらってきました。
スーパーなんかでよく見る小さく丸っこい菌床ナメコではなく、笠が開いて二回り、三回りくらい大きな原木ナメコです。菌床よりちょっとクセがあります。木の香りといいますか。
で、このでっかいナメコをさっそくナメコそばにして頂きました。
ナメコのとろみがつゆに溶け込み、今日のように雨が降って寒い日にはとても体が温まります。
ナメコの香りと蕎麦の風味、ああ、秋ですなあ。

 −−−

 10月06日

先日の原木ナメコに続いて、今度は知り合いがイワナを届けてくれました。
体の模様がクッキリと、とてもきれいなイワナです。
味も身がしっかりして風味があり、とても美味しいイワナでした。
もらってばっかり、ありがとう。

親父が山からアケビを採ってきました。
さっそく味噌炒めにして頂きました。
苦い苦い。これを食べると「秋が来たなあ」って思いますね。

 −−−

 10月9日

今日妻が実家に行ってでっかい舞茸をもらってきました。
さっそく天ぷらにして頂きました。
美味い!この香りがたまりません。
まさしく秋、です。
お米は今年初の新米。
ササニシキをいただきましたが、今年はちょっと水分高めに仕上がったので、炊きあがりも柔らかめ。それでも一粒一粒がしっかりと仕上がっています。よい出来です。

ぱらぱらと小雨のちらつく中、何とかモチアワの刈り取りを終えました。
どうも今年のアワは、猛暑の影響なのか、結実していない粒が多い感じです。さらにはずいぶんとスズメに食べられてしまって、収穫量も半減です。トホホ。

 −−−

 10月14日

わが家の晩秋から初冬に掛けての味というと、なんといってもブロッコリー。
この時期だと虫も付かず、うまく育つのだそうです。
そのブロッコリーが早くも食卓に上りました。
食卓に山と盛られた濃い緑色の茹でブロッコリーを見ると、思わず興奮してしまいます。
茹でたブロッコリーにマヨネーズをつけて食べる。たったそれだけの料理が何でこんなに美味しいのでしょう。すばらしい。まさに奇跡の組み合わせです。いくら食べても食べ飽きません。

サトイモ、アケビ、食用菊、数々のキノコ。
気が付けば食卓にはいつの間にか秋の味覚が並んでいました。

2010年10月3日

電気農場日記 2010年9月後半
穏やかな夕暮れです。
穏やかな夕暮れです。
◎特別栽培ひとめぼれ、近日販売開始です。

 9月17日

やっと稲刈りが始まったと思ったら、また雨で中断。
今日も朝まで雨、やっと昼ごろから稲刈り開始するも、数百メートル先を通り雨が横切ってハラハラ。こちらは降らず無事作業継続。
まったく、夏は猛暑に泣かされて、秋になったら雨に泣かされています。

 −−−

 9月21日

昨日は朝まで雨。
日中は曇で、なんとか昼から稲刈りをして、夕方にはまた雨。
で、今日もまた雨降り。明日も一日雨の予報。
稲刈りがサッパリ進みません。

夏の猛暑、小雨でガチガチになっていた田んぼも、この雨ですっかりドロドロ。
コンバインもぬかるんで、作業も一苦労です。
でも一番の苦労はやっぱり気が焦ることですね。
今年はかなり稲の生育が進んでいるんで、早く刈り取りたいんだけれども、どーにもなりません。
オテントーサン、ドーニカシテ。

 −−−

 9月23日

今日もまだ雨が降っています。
当然稲刈りは出来ません。
午前中いっぱい籾摺り作業をしたらもう籾が無くなって、やることも無くなってしまいました。

仕方ないんで、午後から町まで買い物に出て、帰りにちょっと回り道して羽根沢温泉へ。
なんと、共同浴場に「セコム」が付いていたのでビックリです。
今日は休日だけれども、あんまり人はいません。
共同浴場も入っていたのは2人だけ。お湯のトロトロ加減はいつも通り。温泉の掛け流される音をボーッと聞きながらゆったりとじっくりと浸かってきました。
外は冷たい雨。
そういえばこの間来たのも雨の日だったな。
深い緑に囲まれたこの小さな温泉場は雨がよく似合います。

明日は晴れるような。

 −−−

 9月25日

ひさびさに雨が止んで、さあ稲刈り。
なかなかお日様は顔を出さないけれど、ゼイタクは言ってられません。
しかし、寒い!何だこの寒さは。
この間まではけっこうな残暑だったのに、いきなりのこの寒さはナニ?

わが家の食卓もまだ夏の名残ばかり。
主菜はナス。「秋ナス」なんて言葉もあるけれど、やっぱりこれは夏のイメージ。
その他キュウリやピーマンもまだまだ食卓の優先率が高いです。
唯一秋らしいものといえば、先日食べたサンマ。それだけ。
食卓もまだこの寒さに対応し切れていません。

 −−−

 9月26日

今日も有機田の稲刈りです。
昨日はアイガモを入れた田んぼの刈り取りで、作業もスムーズに、そしてけっこう収量がありそうだったので、意気込んで今日も作業に向かったのですが・・・。
今日は機械除草した田んぼの方。
大雨が続いた影響で、田んぼはもう田植えが出来るようなドロドロの状態。コンバインがドップリぬかるんで作業が大変。
さらに今年はかなり雑草が生えたので、やっぱり収穫量が少ない。過去最低レベルの低収量。こういう田んぼをコンバインで刈るのはよりいっそう大変。
心も体もヘトヘトです。

 −−−

 9月29日

今日も稲刈りです。
相変わらず田んぼはドロドロです。
雑草に負けて生育の悪いところはコンバインに稲が詰まってしまうので、そのたびに機械を降り、ドロドロの土にはまりながら、詰まりを取ってまた作業の繰り返しです。とても疲れます。
あー、明日も大変だ、気が重いなあ。

2010年9月19日

電気農場日記 2010年9月前半
田んぼにカマキリ
田んぼにカマキリ
 9月3日

9月になっても相変わらず暑いです。
ところが今日は朝から曇。ちょっと涼しい風が吹いたりして、いやはや仕事のはかどることといったら。
なんて喜んでいたら、いきなり豪雨。
結局仕事中断です。

午後からは風が強く、時々通り雨。
それでもだいぶ涼しい一日でした。
やっと秋らしくなったか?
ぼちぼち収穫の準備も始めなくちゃ。

 −−−

 9月4日

はははは、涼しいのです。
すっかり秋なのです。
いや、動けばすぐ汗が出るんですけど、それでもこの夏の猛暑と比べたら天国です。
気候がいいんで、稲刈り前に遊びに行きたいな〜、なんてのんきに構えていたら、キビやアマランサスはもう刈り頃。
稲刈りもだいぶ早まるみたいで、のんびり構えている場合じゃないです。
さっそく、刈り取りの準備に取り掛からなければ。

 −−−

 9月6日

いやあ〜、言わずにはいられません。

ああ〜〜、すぅ〜ずすぅい〜〜。

そりゃあ、仕事をすればドクドクと汗をかく気温ですよ。
でも、涼しい秋の風が、心地よく汗を乾かしてくれるのですよ。
なんと気持ちのよいことか。

午前中に作業小屋を稲刈り使用にあれこれチェンジ。
午後からモチキビの刈り取り。
やっぱり野外作業が気持ちよいです。
秋はいいなあ〜。

 −−−

 9月8日

爽やかです。
こちらは台風の影響もなく、過ごしやすい一日でした。
午前中は作業小屋の準備。
午後からはモチキビ、アマランサスの刈り取り。
吹く風がとても気持ちいいんです。天国です。

のんびりと仕事していたら、近所でもう稲刈りをはじめている人がいた。
ありゃあ、のんびり構えていられませんな。

 −−−

 9月12日

今年は猛暑の影響で稲の生育も進み、早くも稲刈りが始まっています。
家でも今日から・・・天気が悪いんですよ。
昨日は土砂降り。明日までこの天気が続くみたいです。
今朝、天気予報を見たら、今日は朝から夕方まで曇マーク。
出来るんじゃないかな?
田んぼに出ても、昨日の土砂降りのおかげで、稲が乾きません。
やっと昼過ぎになって、稲が乾いて稲刈りできるぞ、と、コンバインで田んぼを一周刈ったところで無情の雨が。霧雨みたいな通り雨、すぐ止むさと自分を慰めてもムダです。そのまま霧雨がだんだん稲を濡らしていきます。もう半周したところで作業断念。涙、涙。
天気予報〜!!

 −−−

 9月14日

昨日の雨はすごかった。
一日中土砂降りで、隣町では国道が崩れたり、床下浸水したり。
で、天気予報では今日からずっと晴れ続き、みたいな話だったのに、お昼頃までシトシト雨。
これじゃあ晴れても稲刈りできません。
じゃあ雑穀の刈り取りって、タカキビを刈ろうとしたら、なななんと!!
芽が伸びてる〜。稔った粒が穂に着いたまま芽と根を伸ばしはじめているんですう。
この大雨+高温のせいですね。これではちょっと商品には出来ませんなあ。泣く泣く刈り倒しましたあ。
昨年は豊作で、まだ在庫が結構あるけれども・・・ほんと、お天道様には太刀打ちできません。

数年前に芽の伸びやすいモチ米が穂のまま芽が出たことがあったけれども、今年も早く刈り取らないと危ないな。

2010年9月4日

電気農場日記 2010年8月後半
自炊棟が並ぶ夏油温泉
自炊棟が並ぶ夏油温泉
 8月16日

激暑だったこの夏も先日の台風がいってから雨続きで、だいぶ涼しくなりました。
ちょっと雨が強すぎるのが困りものですけれど、そう都合よくは行きませんね。
現在の仕事としては田んぼの畦の草刈りと、畑の雑草取り。
暑さのせいか、はたまた働き過ぎか、昨日一昨日と寝込んでしまいました。一気に疲れが出てきた感じです。
今日は何とか持ち直し仕事再開。でも相変わらずの雨なので、あんまり大したことは出来ません。ビニールハウスを収穫・乾燥モードに模様替えです。気が付いたらもう8月後半。いつまでものんびりしていられませんねえ。
でももうちょっとのんびりしたい。そういえば今年は海に行ってないなあ。花火も見ていないなあ。お祭りにも行っていないなあ。

 −−−

 8月18日

ここのところ雨続きで外仕事が出来なかったのですが、やっと天候が回復するとの予報、さらにはずいぶんと涼しい風も吹くようになったということで、今日からバリバリ稼ぐぞ。と、気合いが入っていたのですが、朝、いきなりのスコール。その後息を吹き返した猛暑。キツイですわい。
それでも午後からは暑いながらも涼しい風が吹き、ちょっとは仕事がし易くなりました。
新庄はもう秋が始まっているんですね。少しずつ。

 −−−

 8月19日

すっかり朝晩涼しくなりました。
とはいえ日中はだいぶ暑いです。
それでも吹く風は涼しいので、なんとかかんとか仕事になります。
現在はエン麦の刈り取り中。だいぶスズメにやられて、ほとんど実は空のような・・・。
くたびれ損の作業になりそう。

 −−−

 8月22日

いやはや今日も暑いですなあ。
朝晩はかなり涼しくなったんですけどね。
日中はまだ30℃くらいあります。午前中は何とか我慢して、仕事しますが、午後、畑に出る気が起きません。おかげでなかなかエン麦の刈り取りがはかどりません。
この猛暑のおかげか、早生の稲はだいぶ首を垂れ、黄色みを帯びてきました。
この分では稲刈りもだいぶ早まるかも。
急がないとタイヘンダー。

 −−−

 8月25日

昨日から一泊で温泉に行ってまいりました。
岩手県の夏油(げとう)温泉。
岩手の山の中にある昔からの湯治場です。
テレビも空調も冷蔵庫もない薄暗い自炊部屋で一人っきり。
昼からダラダラと温泉に入ったり、部屋でゴロゴロしたり、
その辺をただブラブラしたり。
本当に頭の中が空っぽになりました。
出来ればもう2〜3日、時間が許せば1〜2週間。
ああ、湯治がしたいなあ。

 −−−

 8月30日

今日もいいますけど、まだまだ暑いです。
エン麦の刈り取りが終わって、今は畦の草刈り作業です。
もちろん滝のような汗です。
このまま「暑い秋」になってしまうのでしょうね。
汗だくで稲刈りせにゃならないんでしょうね。
そういえば今年の夏はあんまりスイカ食わなかったなあ。
ナス、トマト、キュウリ、夏の御三家は毎日毎日食べているのに。
そしてこれからも当分食卓に上りそうなのに。
秋だって構わない、スイカ食いたいなあ。

2010年8月19日

電気農場日記 2010年8月前半
キジも遊びに来ます。
キジも遊びに来ます。
 8月2日

いいたくないけど暑いですね。
ここ新庄は日中暑いけれど、夜はグッと気温が下がって涼しいのですが、今年は時々暑く寝苦しい日があります。
これでは農作物もだいぶストレスを感じているんじゃないでしょうかね。

やっと今年のゴーヤが食卓に上りました。干しゴーヤの苦みもたまりませんが、新鮮なシャキシャキしたゴーヤはやっぱり夏の味です。サラダでいただきました。
それからオクラもまたいいですね。ただ茹でて、食べやすい大きさに切ったヤツを、醤油に浸けて食べるのが夏っぽくて美味しいのです。
カボチャは天ぷらで出てきますが、甘くて、ぱさついて、いまいちご飯のおかずになりにくい感じがします。衣をドップリと醤油に浸して、無理矢理おかずっぽくして食べます。
夏野菜でなんとか体力維持を。先は長いぞ。

 −−−

 8月6日

いいたくないけどほんとに暑いです。
暑くて寝付けないと、次の日グッタリして朝仕事に出る気力が無くなってしまうのです。
2階の寝室は日中存分に暖められて、扇風機を回しても熱風が循環するばかり。オマケに布団はポカポカでとても寝られません。
ついに昨日はどうしても寝られない。親子3人夜の10時過ぎにこりゃムリ、ギブアップってことで、1階の奥の座敷に布団を持ち込んで、扇風機を回して寝ました。こっちは何とか扇風機で耐えられる温度でした。

今日は朝から仕事部屋のウィンドエアコンを取り外して寝室へ。
仕事部屋には昔弟が使っていた据え置き型の冷風機。同じ2階の仕事部屋、サッパリ冷えない。裸でパソコンに向かってます。

 −−−

 8月11日

相変わらず暑い日が続きますが、今日は午後から待望の雨。大雨。
おかげで一気に涼しくなりました。久しぶりで「涼しい」って言葉を発したような。

稲の穂はだいたい出揃いました。
7月からの雑草の大逆襲で、今年の稲は大丈夫か!と危惧しましたが、少ないなりにちゃんと穂を出して、ちょっとは安心しました。

今年はどこの田んぼもアオムシの被害が多いですね。葉っぱがガリガリかじられています。
このアオムシ。モンシロチョウになるのかな?と、昔虫かごに入れて観察したことがあります。
結果、親指の爪ほどの小さな蛾になってがっかりしたなあ。

2010年8月6日

電気農場日記 2010年7月後半
でかい!トノサマバッタ
でかい!トノサマバッタ
 7月18日

ちょっと梅雨らしい日が続いたと思ったら、いきなり真夏の天気。
日中田畑に出るのはなかなかキケンなものがあります。
家ん中でゴロゴロしていたい。でも家の中も暑い。
やっぱ畑にでて仕事です。
豆・雑穀畑の雑草刈りです。
雑草もだいぶ生長して、もはや「草むしり」のレベルではありません。
地表の部分を鎌で刈り倒しています。
夕方頃になると少し風が吹いて涼しくなります。
それにしても、夕方家に帰ってテレビをつけたら、梅雨が明けてしまいました。
ここ数年の梅雨っていうと8月までズルズルずれ込んだり、結局明けなかったりと、まさか7月中に明けるとは思ってもみませんでした。
西日本の方では大雨でものすごい被害が出ているみたいなので、こちらでもこれからと覚悟をしていたのですが、このまま真夏になってしまうのでしょうか?
ただ、冷夏の予報もあるので、なかなか気は抜けませんね。

 −−−

 7月27日

相変わらず暑いです。

先月の特別栽培の現地確認検査に続いて、今日は有機栽培の現地確認検査でした。
特別栽培の方は「やまがた農業支援センター」に認証をお願いしていて、有機栽培の方は「民間稲作研究所認証センター」にお願いしています。

昨年は認証機関に属していない「独立検査員」が検査に来て、朝から一日掛かりで、隅の隅までチェックしていったので、今年の検査は準備万端スムーズに終了しました。
あとは収穫を待つのみ・・・とは気が早すぎます。ちゃんと稔るか、まだまだ予断を許しません。
今日もまた雑草との格闘です。

 −−−

 7月29日

昨夜は耐えきれないくらい暑かったのです。
今日は久しぶりの雨。かなり涼しい、生き返りました。
それにしても気温のギャップ。

今日は田んぼで働いてくれたアイガモちゃん達を回収しました。
例年通り、大雨の日に侵入したイタチ?にやられたり、隙間から外に出たものはカラスにやられ、取りよけのテグスに絡まりながら襲撃してきたチョウゲンボウにやられたり、今年はかなりの攻撃を受けました。
で、回収してみると100羽入れたうち生き残ったのはたったの29羽。
例年50羽前後は生き残るのですが、攻撃の激しさを物語っています。
あとはどうか心安らかに過ごして下さい。

 −−−

 7月31日

昨日は新庄市を会場に行われた「山形県有機農業者協議会圃場検討会」に参加しました。
新庄・最上管内の有機の圃場を回って、最新の有機栽培技術を皆で検討しようという企画です。
4箇所の圃場を回ったのですが、舟形町のO場さんの田んぼはすばらしかった!目からウロコが落ちるとはこのこと。雑草や病害虫など、生育阻害要素が多い有機栽培でもこれほどのものが出来るんだと、希望がもてました。

午後は屋内で検討会。有機が盛んな置賜や庄内の人達が活発な意見を交換し合います。

夜、地元の身内だけでささやかな反省会。
0場さんや有機に取り組んで20年だそうです。
う〜ん、私ももう10年くらいやってるんですけどね。出口の見えない試行錯誤の繰り返し。あと10年であんな田んぼを作れたらいいなあ。

2010年7月19日

電気農場日記 2010年7月前半
トンボが飛び始めました。
トンボが飛び始めました。
 7月1日

7月でございます。
昨日の雨から、いきなりの30℃越えでございます。
明日はまた雨が降るみたいです。ヤッテランナイヨ。
そろそろ食卓に夏の野菜がのぼりはじめました。
絹さや、ピーマン、ナス、キュウリ。
田んぼの稲も青みを増してどんどん伸びていく時期です。
この時期の田んぼを見ると、なんかホッとしますね。
畑の方はそろそろ雑草が暴れ出す時期。
暑さに負けずにガンバロウ。

 −−−

 7月2日

中古で買った畦草刈り機。
作業している内に刈り刃を駆動するベルトが焼けてしまいました。
新たにベルトを取り寄せてもらって作業再開。したのですが、今度はベルトを駆動するギヤの方にガタが来て、刈り刃が回りません。
ギヤを固定しているナットがゆるんで、駆動軸が空回りしていました。
よく見るとプラスチック製のギヤの内側、駆動軸から動力を伝える部分がえぐれてしまって空回りしているのでした。
ナットに座金を挟んで、ガッチリ締め付けて、なんとか無事機械は動き出しました。
しかし、強い負荷が掛かるとすぐ壊れてしまいそうな状況です。
古い機械なので、はたして替えの部品があるか不明。
作業再開したものの、機械に強い負荷が掛からないようにおそるおそるの作業です。
ちょっとした農作業にもスリルとサスペンスが潜んでいます。

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 7月8日

今日もまた30℃越えの猛暑。
汗をドクドク流しながらの農作業です。

食卓はすっかり夏の味。
キュウリやナスの漬け物は塩分補給と涼しさの補給に最適です。
熟れすぎたキュウリは煮物や炒め物なんかにして頂きます。
これもまた涼しげでいい感じです。
ゴーヤもさっそく食卓に・・・と、まだ実が成ってないはず。
去年収穫してカラッカラに乾燥させて保存していたヤツです。
戻して甘辛く佃煮風に煮たヤツが汗をかいた体にピッタリ。食欲がない時でもガンガンご飯が進みます。

それにしても、梅雨はどうなった?
もしかしたら今月の後半とか、反動でものすごいことになったらどうしよう。

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 7月13日

今日はちょっと涼しい感じ。
なんだかんだと忙しく、なかなか畑の方の仕事に取りかかれなかったのですが、やっと中耕・培土作業に取りかかれました。
畝間を耕転して、豆や雑穀の株元に土を盛る作業です。
それにしても、こんなに疲れる仕事だっけ?
作業機のセッティングが悪いせい?
なかなか思うように作業が進まず、体力だけが激しく消耗。
機械をあれこれいじくりながら、それでも何とか一日掛かりで作業完了しました。
機械もだいぶくたびれてきているんで、やさしく作業してあげましょう。
ああ疲れた。

2010年7月6日

電気農場日記 2010年6月後半
東鳴子・高友旅館のひょうたん風呂。お湯がサイコー!
東鳴子・高友旅館のひょうたん風呂。お湯がサイコー!
 6月16日

今日はめずらしく雨。いきなりの冷たい雨です。
雨が降ったからゆっくりしよう、ってわけにはいきません。
今日は修理した除草機を使って有機田2回目の除草作業です。
6月の半ばとなると、田んぼの土もけっこう締まってきて、1回目よりだいぶ作業が楽です。
それでも雨の中カッパを着て、ずぶ濡れの作業は丸一日やると結構こたえます。
明日半日。天気は回復しそうなので、ちょっとは楽に作業できるかな。

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6月17日

除草作業2日目。
早朝から田んぼに入って泥まみれの除草作業。朝飯食べてふたたび田んぼに入って作業再開。
機械もそれなりに調子よく、これならあと一年くらいはもちそうなコンディション。

 −−−

 6月21日

小雨が降ったり止んだり、とても蒸し暑い一日でした。
午前中は特別栽培認証の申請している「やまがた農業支援センター」の現地確認調査でした。
特別栽培は継続申請の有機栽培と違って、単年度ごとの申請。
家みたいに産直販売で、収穫した翌年に販売する量が多い場合は今年度の申請書類と前年度分の書類が重複したりして、なかなかややこしいもんです。
幾つか勘違いしていたところがあったりして、書類を追加しなければなりませんが、他はとくに問題ありませんでした。
午前中で確認が終わり、昼までに追加の書類を作成。 午後郵便局に行って追加書類を発送。

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 6月23日

今日、田んぼの機械除草をしようと昨日から田んぼの水を抜いていたんですが。
深夜の強烈な雷雨。そこらじゅうに雷が落ちているような轟音。そして大量の雨。
朝、田んぼに行ってみるとどこの田んぼも畦から水があふれている。
家の水を抜いていた田んぼも、抜けきれずまだ水がたまっている。
しょうがないんで、水の抜けきれぬまま作業開始。またも雨中の作業。
数分でカッパの中は汗でビショビショ。
雨の降る中、一日中田んぼの中を歩き回りました。
何回やっても疲れます。

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 6月27日

30℃を超す暑い日や、半袖ではいられない寒さの日があって、体調管理が大変です。
今日は雨が降る予報。午前中に特別栽培の田んぼの機械除草です。

特別栽培の田んぼは田植え後に除草剤を撒くのですが、部分的に除草剤が効かなくて雑草が茂っている場所があるので、そこを除草機で除草するわけです。
慣行栽培ではふたたび除草剤を撒けば解決です。特別栽培の規格は農薬の基準使用量の5割以下ってことなので、除草剤を追加しても特別栽培の枠内には収まるのですが、除草剤散布は一回って決めているんで、やっぱここは人力・機械で除草です。
今年は殺虫剤を使用したせいか、無農薬・有機の田んぼに比べてずいぶんと立派に育っています。作業もだいぶ楽です。
午前中で作業を終わらしたら、午後からザーザー雨が降ってきました。
梅雨だから雨が降るのはいいけれど、この気温の乱高下は楽じゃないなあ。

2010年6月20日

電気農場日記 2010年6月前半
田んぼのミズカマキリ。わかる?
田んぼのミズカマキリ。わかる?
 6月4日

昨日まで続いたカンカン照りから一転、うっすら肌寒い感じの曇り空。
午前中で畑の種まきを全部終わらせました。
これで、まずは一安心。
午後から雨が少し降ったりして、タイミング的にもちょうどいい感じでした。
午後からは作業小屋を田畑管理使用に模様替え。
明日からは田んぼにアイガモのネットを張って、それから早めに機械除草をやらなければ。と、除草機のエンジンがなかなか掛かりません。
修理に出さないとダメか?
除草のタイミングを逃すと、あとの管理が大変になってくるんで、早めに機械屋にもっていった方がいいかな。
6月もまだ忙しい。

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 6月6日

昨日除草機を近所の自転車屋(兼農機具屋)にもっていって、不調なエンジンを見てもらったら、ゴムやらプラスチックやら、あちこち劣化していたので交換してもらいました。
今日は朝から一日中田んぼの除草作業です。
作業をしていたら、ポキッと、去年溶接してもらったフレームがまた折れてしまいました。
フレーム自体ゆがんでいて、こりゃ何度溶接してもダメなのかな?
エンジンの方もなかなか吹け上がらなくて、チョークとスロットルを相手に悪戦苦闘。なんとか一日作業を終えたけれども、残り半日。うーん、折れたフレームと不調なエンジンで、無事終えることが出来るか不安です。

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 6月7日

今日も暑かった。
田んぼの機械除草も2日目となるとかなりバテバテです。
それでも何とか、不調なエンジンを騙し騙し作業完了しました。
今朝補強を入れて溶接したフレームはまたもポッキリ。
今シーズン、あと2回。なんとか保ってくれえ。

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 6月9日

今日もまたすごい暑いです。
今日も田んぼにアイガモネットを張る作業。
照り返しもあって、イヤ暑い暑い。
じっとしててもグッタリします。
午後からけっこう風がでてきて、ずいぶん作業が楽になりました。
ほんとに天気一つで、作業の能率がずいぶん違ってきます。
明日もネット張り作業。明日はアイガモを放すことが出来るかなあ。

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 6月10日

アイガモのネット張りも終わり、今日田んぼにアイガモを放しました。とりあえず、小さく囲っています。
カラスよけのテグスを全面に張り巡らせないと、全部食べられちゃうんで、それが終わってから、除草に働いてもらいます。
なんだか毎日忙しくて、夜中まで仕事仕事。
ゆっくり休んでるヒマ無いです。

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 6月12日

アイガモのネットを張り終え、カラスよけのテグスを張っていたのですが・・・。
テグスを張り終わるまで、田んぼの片隅に小さくネットで囲って、その中に小さな木の小屋を置き、さらに上から攻撃されないように、ネットを被せておいたのですが、何となくその小屋を見たら、小屋の天井にカモの綿毛が散乱!
ゲゲ、カラスにやられたか?どこから入った?
どうやら側面のネットと、上に被せたネットの隙間から、中の小屋の屋根にうまい具合に飛び乗ったようです。
ムム、まさかそんなところからとは。カラスの能力を侮っていました。
後悔先に立たず。数を数えてみたら、10羽ほど食べられてしまったようです。気が付かなかったら根こそぎ全部やられていたところでした。
恐るべしカラス!
油断も隙も見せることが出来ません。
気を引き締めた掛からなければ。

2010年6月17日

電気農場日記 2010年5月後半
田んぼのガムシ
田んぼのガムシ
 5月17日

今日も暑かった。
代かきはとりあえず全部終わり。
さらにもう一度ずつ仕上げの代かきをするんですけれども、一回代かきして水を張ってしまうと、水の出し入れがし易くなるんで、一気に気が楽になります。

今日から田植えをはじめた人がいました。
明日あたりからはじめる人もいそうです。
家の苗は春先の低温で苗の生育も遅れ気味なので、あまり急がないつもりです。

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 5月19日

今日は午前中代かき。
トラクターの運転台はなかなか暑い。汗まみれで作業です。
午後から田植えの諸々準備と田んぼに浮いた稲ワラの引き上げ作業。
汗だくの上に、雨が降ってきて、体が冷えてきました。
仕事あがってお風呂に直行です。
夜、パソコンに向かいましたが、ヒジョーに眠い。
暑かったり、寒かったりにからだが付いていきましぇーん。

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 5月20日

今日も朝から雨が降って、午前中はまた細々とした田植えの準備など、カッパを着ての作業は汗だくです。
午後、雨が止んだので試運転もかねて、田んぼ一枚だけ植えてみました。
なかなか良い調子。
今年の苗は低温の影響で、ちょっと丈が短く、葉令も進んでいません。まあ、ハウスを閉め切って、もやしみたいに育てるって手もありますが、やっぱ出来るだけ自然環境に近い感じで育てたいので、それは仕方ないですね。
明日から本格的に田植え開始です。

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 5月22日

今日は暑かったです。
昨日は日差しが強かったけれども風も強くて涼しい一日でしたが、今日は無風で、雲もなく、強い日差しが空から、そして田んぼに跳ね返って、上から下から直撃です。
汗をダラダラかきながら田植えをしました。
今日植えたのは特別栽培のひとめぼれ。
今年はあきたこまちをひとめぼれに変更しました。
早生のあきたこまちはどうしてもカメムシの被害粒が多くなってしまうので、出穂がちょっと遅めのひとめぼれはどうかと思って植えてみます。

明日は有機田の代かき。

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 5月24日

昨日は有機田の代かきをして、今日田植え。の予定だったのが・・・。
朝起きたらけっこうな雨風。う〜ん、今日はやめておいた方がいいかなあ。
でも日程が詰まっているしなあ。
一応昼まで様子みて・・・いっこうに風雨が収まる気はいないし。
しょうがないから今日は中止。
明日やる予定だった、次の圃場の代かきをしよう。と、田んぼの水を抜いたけれど、ザンザン雨が降ってなかなか水が抜けない。
結局夕方2枚だけ代かきして終わり。
少し時間的に余裕を持って日程を組んでいたけれど、これでもう待ったなし。ギチギチのスケジュールです。
明日は雨でも田植えしよう。

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 5月26日

おとといの悪天候で延期した田植えを昨日行いました。
今日はまた雨。
残った田んぼの代かき作業です。
朝から夕方まで休憩せずに田植機に乗りっぱなし。
今日は同じくトラクターに乗りっぱなし。
さすがに疲れました。頭の中がグルグル回っています。
去年はそのせいで、田植機のステップを踏み外して、顔面を強打してさらにモーローとしたのでした。今年は気をつけねば。
田植えはあと2日。なんとか体がもちますように。

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