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農場だより(万宝院ファーム)

万宝院ファーム
万宝院ファーム

4時間前にオンライン

代 表 者 : 小松新一 
所 在 地 : 山形県
生 産 歴 : 58年
モットー : 『なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』
  • 万宝院ファーム作業小屋 万宝院ファーム作業小屋
  • 収穫作業 収穫作業
  • 田植え後 田植え後
 
米沢平野の一角に位置する山形県西置賜郡飯豊町椿にて、江戸期を通し先祖代々お米を作っております。

屋号の「万宝院」は、”まんぽういん”と呼びます。英訳すると「Millions Treasures Farm」

遠い先祖はきっと幾多の宝物、美味しいお米を生み出す農家という気持ちを込めて名付けたのでしょうか。

飯豊町は田園散居集落の広がるのどかな町として、日本で最も美しい村連合(http://utsukushii-mura.jp/iide/)に加盟しており、当ファームが属す水田地帯は粘着性の高い肥沃な土壌を持ち、水源は最上川の源流白川に発しミネラル分の多い清らかな水を利用し、昼夜の寒暖の差が大きい、おいしいお米を作るのに最適な条件が備わった理想的な土地です。また世界でも指折りの豪雪地帯のため冬季は白銀の世界へと一変し、日本の中でも四季が最もはっきりしており、そのメリハリの効いた季節の移り変わり、そして昼夜の寒暖差が美味しいお米を育て上げます。

明治11年(1878年)東北地方を廻ったイギリスの女性旅行家イザベラ・バードは、現在の飯豊町椿~川西町へ至る道中の諏訪峠から米沢平野全体を見渡し、その著「日本奥地紀行」にこのように表現しております。
”米沢平野は鋤で耕したというより鉛筆で描いたように美しい。実り豊かに微笑する大地であり、アジアのアルカディア(桃源郷)である”

深い歴史が刻まれた、自然の恵み豊かな土地柄で育んだ農家自慢のお米を、ぜひ一度味わってみてください。

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2017年8月8日

田園地帯を走行する米坂線

田園地帯を走る米坂線

米沢と新潟県村上市坂田駅を結んだ一日10便ほどの単線です。

乗客も地元の中高生がほとんどで、1両もしくは2両編成ののどかなローカル線です。

当ファームの北側300メートルほどを走り、田んぼいじりの時は電車が通るたびに顔を上げて、”あーなんてのどかな光景なんだろう”って思わず見入ってしまいます。

軽トラからぱしゃっと撮影です:D

2017年8月7日

飯豊の夕陽

稲もだいぶ成長しました!

この時期になると雑草も多く生えてきますので、暑い日中を避け、日が沈む前の涼しい時間帯に田んぼのなかに入り、雑草取りを行います。

虫刺され対策用に薄い長袖シャツを着ておりますが、シャツを通しブヨやアブに刺されてしまうことも。

夜は蛍も舞い、自然の豊かさに感動します。

それにしても飯豊の夕陽はきれいですね。飯豊山にはまだ雪が残っております。

2017年8月1日

黒獅子祭り

黒獅子祭り本番です!

下椿地区の各農家を獅子舞しながら訪問です

今回の黒獅子、鉄板入りで想像以上に重く、5分も舞っていると息がゼイゼイ、腕が痺れて獅子を頭上に上げていることができなくなります。。。若手への交代を訴えても周りから”まだまだいけるぞーー” ”いい動きだ”なんて応援なのかヤジなのか、交代カードがなかなか使えず。。

訪問先ではお神酒として日本酒が振る舞われ、飲んで踊ってと地元の方とワイワイガヤガヤ楽しい時を過ごすことができました!

クライマックスの神社の中へ黒獅子を招き入れる舞も、初参加の私に任せて下さり、最後の力を振り絞り、舞い踊り大口開けてパコンパコンと鳴らして無事終了です。

五穀豊穣を願い、地元のみんなで舞う、素晴らしき伝統、今年も豊穣間違いなしですね!!

県外から新規就農で来た新参者を快く迎え入れてくださる地元の方々の親切心に心打たれました

収穫まで2ヶ月を切りました。
戦国期は伊達家、江戸期は上杉米沢藩の時代を経、美味しいお米を作り続けた飯豊町下椿のブランドを立ち上げ、全国への流通を目指します。

近隣には直江兼続直系の子孫、樋口家の方が在住しており、この椿地区農家の先祖は、上杉家が越後から米沢へ転封の際に伴に越後から付き従い、この地に江戸期を通し現在まで連綿と暮らしております。

黒獅子祭りに参加し悠久の歴史を感じとる、歴史好きにはたまらないです:)

2017年7月29日

下椿地区の黒獅子祭り練習

明日は当ファームが所在する飯豊町下椿地区の黒獅子祭りです!

今夜は1時間ほど練習。

先月の黒獅子祭りは若者オンリーで動きも激しく疲労困ぱいでしたが(私が最年長!)、今回は老いも若きも、というより年配の方々が中心なのでなんとなくやっていけるかも

田園風景のなかぽつんと神社が建っており、夜はとても幻想的で都会にはない雰囲気がしびれます!

黒獅子の歴史は、千年ほど前の前九年の役で東北の豪族安倍氏に源氏の棟梁源頼義が勝利し、戦勝祝に兵士たちに獅子舞をさせたのが始まりと言われております。

飯豊町、隣の長井市の各地区でそれぞれ異なる顔貌の黒獅子が夏のこの時期になると舞っております。

独特のリズムをとる囃子と太鼓がかっこいいです!

2017年7月24日

夕焼け

飯豊の夕焼けです:))

ひぐらしの鳴き声を耳にすると夏が来た!と感じさせますね。

当ファームを囲む小川には蛍も生息し、夜になると幻想的な光景を目にすることができます。

半年前は深い雪に覆われた銀世界だったとは考えられない長閑な日々です。

2017年7月20日

夏空

東北地方ももうすぐ梅雨明け
稲もすくすくと育っております。
空もすっかり夏空です。
夏の晴れ空は気持ちいいです!
あと2ヶ月ほどで収穫。早いですね!

2017年7月10日

田面ライダー!

田んぼの溝切りの時期です。

美味しいお米を育てるためには水の管理が大切だと日々痛感しております。

水はけを良くし、根がしっかりと養分を吸収できるよう、田んぼに溝を掘ります。だいたい一つの田んぼに六本ほど溝を掘っていきます。

この作業に必要不可欠なのが田面ライダー

写真はこの道50年、生産者の小松新一です。

トノサマバッタが田んぼを自在に駆け抜けるように、原チャリの田んぼ走行バージョンをエンジン吹かして爆音で疾走する様はかっこいいです

実際農業経験ゼロの私が田んぼに突っ込んでいったところ、田植え機の車輪が通った深い溝にハマり(田植え機の車輪が通った溝はとりわけ深くぬかるみ、田面ライダー使用はご法度でした。。。)、抜け出そうとエンジンをmax吹かしてしまい、車輪に泥がこびりつき立ち往生。。

ただでさえ重い機械が泥で倍以上に重く、義父と二人で四苦八苦しながら近くのあぜ道へ持ち上げ、泥を水で落としました。
早朝とはいえ直射日光降り注ぐ中での作業で、一日の体力をすべて使い果たしたかのような息切れを経験し、2度と同じ過ちは犯さないと誓い!?ました。

やっぱり失敗から人間は学ぶようですね!
こんなの簡単だと甘く見ていると大きなしっぺ返しが。。

結論、
後部に溝切りがついており、前車輪はなるべく浮かせ、椅子の後ろに重心を取ることで泥にはまらず効率よく進めることができると、3時間ほどの作業で学びました。

習うより慣れろの世界です。

どうすれば疲労を減らし効率よく作業を進めることができるか、常に自分の頭で考え、経験者のアドバイスもしっかり聞いとくのが大事ですね。

夏は朝4時から日が登りきる6時ごろまでが勝負。早起きは三文の徳とは自然相手の農業には理に適ってます。
それではー

2017年7月7日

アオダイショウのあおちゃん発見!
アオダイショウのあおちゃん
アオダイショウのあおちゃん
サクランボ畑でアオダイショウのあおちゃん発見! 

しっぽ捕まえたら必死の反撃で立ち向かってきたので、思わず怯んでしまい、その合間にあっという間に木のてっぺんまでスルスルと登っていってしまいました。

お腹のグリーンが深緑で本当に綺麗。持って帰りたい欲求にかられましたが、家族からの猛反対が予想されるので、さようなら〜
驚かしてごめんなさい。

ほのぼのしていて気持ちいい朝でした。

完全に廻りの草木と同化してどこにいるのかわかりづらいですね。。。

2017年7月6日

さくらんぼ紅秀峰収穫

さくらんぼ紅秀峰の収穫時期です!

絶妙な実の固さと抜群の糖度を誇り、実も大粒でめちゃくちゃ旨くてシャキシャキ感もいい感じ。
個人的には佐藤錦より美味しいと思います!

正直、さくらんぼはあまり好んで食べたいと思ったことがなかったのですが(値段が高いことも要因で!)、摘果の最中につまみ食いして感動しました。

飯豊町はお米だけでなく、さくらんぼも隠れた名産品です。

2017年7月4日

草刈り一部完了です。
草刈り一部完了
草刈り一部完了
草刈りシーズン到来です!

こちらはずーっと豪雨が続いており、昨夜は飯豊町に土砂災害警報が発令され、携帯電話から緊急地震速報のような警告音が鳴り響き、思わず身構えてしまいました(;^_^

なかなか雨は止みませんが、止むタイミングを見計らって草刈りです。

草刈り機を使うのは実は人生初めてで、想像以上にずしっと重く、また誤って地面を刈ってしまい、腕も腰もがくがくして疲労困憊です。それでも半日ほどひたすら刈っていたら、なんとなく慣れてきました。
習うより慣れろですね。

これから台風の影響で東北地方も大雨の予想。田んぼの水回りをしっかり管理しないと。

皆様もお気をつけて。

2017年6月27日

飯豊山にはまだまだ雪が残っております
飯豊山系
飯豊山系
稲もすくすく育っております!

彼方にそびえる飯豊山は残雪を有し、7月間近のこの時期でも朝晩は15℃前後、日中は30℃近くまで上がり、寒暖の差が美味しいお米、畑の農作物を育んでおります。

あと3ヶ月もすると収穫ですね。いやーー早い! 

日々水の管理を怠らず、秋には皆様へ新米をご提供いたします!

2017年6月4日

わらび採り
小国町わらび採り
小国町わらび採り
先日は隣町の小国町へわらび採りへ行ってきました。

わらびはおひたしにすると絶品です。素朴な田舎の味は最高です。

毎年4,5月はこしらぶら、タラの芽、ぜんまい、こごみ、わらび等、多くの種類の山菜が採れ、自然の豊かさに感謝です。
天童市から引っ越して来られた方は、飯豊町へ移住する前は、この時期になると毎朝3時に起床し、飯豊へ山菜採りに来ていたとのこと。
飯豊町、小国町は県内でも山菜採りで有名なんですね。

それにしても飯豊町は昨日も今日も寒くて最低気温は一桁台!!

昨日早朝に東京から夜行バスで米沢に着くと、雨と寒さで薄着のまま帰省してしまったことを後悔。。。

寒さと暑さがはっきりした気候が美味しい農作物を育むんだと飯豊の天からの恵みに感謝です。それにしても寒すぎです。。都会育ちのもやしっ子にはなかなかこたえます!

2017年5月22日

田植え終わりました:D
田植え後の万宝院ファームです
田植え後の万宝院ファームです
今シーズンから本格的に義父のファームを引き継ぐため、東京から4月上旬に飯豊町へ帰省し、種まき、育苗、田おこし、代かきを終え、田植えも無事完了しました!
飯豊町の農業法人”アグリメントなか”で毎日研修を受けつつ、万宝院ファームの田植えまでの作業を休日返上でこなし、身体はくたくたですが、大自然の中で親切な地元の方々と汗を流し共同作業を行う経験は最高です!
帰省当初はまだ雪が残り震える寒さでしたが、今日は30度超えの夏日で季節はすっかり様変わりです。カエルもげこげこ盛んに鳴き始め、生き物たちも活発に生命感あふれる時期が来ました!少しばかり苦手なへびの目撃情報もちらほら。。。
3ヶ月前に短期研修で訪れた時は一面白銀の世界でしたが、東北日本海側の四季の移り変わりは劇的です。
まだ朝晩は15度前後と冷え込みもあり、このはっきりとした四季の変化、寒暖の差が美味しいお米を育むのですね。
万宝院ファームの水源である飯豊山系の頂は雪で覆われており、田んぼへ引く水はひんやり冷たいです。
美味しいお米を皆様にお届けできるよう、日々学びの気持ちを忘れず、地域の方々とともに飯豊町そして歴史ある置賜地方を盛り上げていきます。これからもよろしくお願いいたします!

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