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農場だより(ボンブ(ウ)ガルテン)

ボンブ(ウ)ガルテン
ボンブ(ウ)ガルテン

21時間前にオンライン

代 表 者 : 中田宏明 
所 在 地 : 秋田県
生 産 歴 : 45年
モットー : 『なんもだ。さっとずづ やっていご(大丈夫、少しずつ進んでいこう)』

農場だよりを更新しましたNEW
( 11月 20日 更新 )
  • 2019年産米放射性物質検査 2019年産米放射性物質検査
  • 29年産米の食味値は82点で 29年産米の食味値は82点で
 
 秋田県の内陸南部は雪の多いところです。ここに住む多くの人たちが思わずため息してしまうほどのたくさんの雪が、実はおいしいお米の源なのです。
 まかれた種が、お日さまはもちろん、お月様や星のまたたき、かぜ、田んぼに入る水、ちいさな生きもの達、その他いろんないのちといっしょの時を過ごし、おいしいお米となります。私たちのできることは、ほんのお手伝い。
 食べてくださる方々の食卓がなごやかになりますようにと願いながら、みなさまのところへお届けします。

 ボンブ(ウ)ガルテンのボンブは凡夫。ガルテンはドイツ語で庭とか園の意です。平凡な人の園というわけで、現在4人の家族です。

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2020年5月27日

水面に映るもの

 田植え前の、水が張られた田んぼです。早朝、雲が多めだったせいで、明るく撮れませんでした。一枚が3,000坪の広さ。180数メートル×50数メートルです。田んぼの隅から斜め方向に撮りました。
 田植機に乗って前進すると、水面に映ったこの雲や向こう側の山も、いっしょに進んでいくんですよ(山々は引っ込んで行くように感じられます)。田植機を運転している人しか見ることができない光景です。少し不思議で、少し感動。田植機の進む速さが、比較的ゆっくりなので、風景の進む様子も心地良く感じます。本当はその様子を記録しておきたいのですが、作業中はそれどころではなくなるので、何とも残念です。あっ、あぜを歩きながら田んぼを見ても、そう見えます。でもうっかりすると足を踏み外してしまうので、こちらは気をつけなければなりません(笑)。

 月夜だったらどうだろう? あぜを歩くと、映った月はやはり前に進みますが、田植機に乗って見てみたら、もっと感激してしまう気がします。でも現実には、そんなことはできそうにありません。

 非常事態宣言を機に、販売にちょこちょこブレーキを踏んでいる当園です。時々「販売準備中」になる場合がありますが、よろしければどうぞお問い合わせください。

2020年3月26日

お知らせ
 2020年も3月の下旬となりました。2019年産米収穫から約半年、そして2020産米の収穫まで約半年です。

 もともと販売量がそれほど多くない当園でしたが、コロナウィルス感染拡大による混乱の増大で、行先の決まっていなかった数量が、ほぼ無くなってしまったような状況です。

 このため、当分の間ご注文の受付を停止します。どうぞよろしくお願いします。

2020年3月8日

何かに見えませんか?
猫の顔に見えました
猫の顔に見えました
例年に比べ、信じられないくらいに雪の少なかった当地。遠くの山の雪形が何日か前から猫の顔に見える気がして、写真を撮りました。自然からの贈り物です。

それにしても、あまりに降雪量が少なかったこの冬。元々雪の降らないところであれば、暖かい冬だったねで終わり、いつしかこの冬のことも忘れ去られてしまうのかもしれません。
当地では雪が無いのは、まったくの別の光景。冬であって冬にあらずといった感じです。きっと忘れられない冬となることでしょう。

いや、雪の有る無しにかかわらず、この冬は誰にとっても忘れられない冬になりますね。

さて、天はこの後どんな形で帳尻を合わせるのでしょう。できるだけゆっくり合わせてほしいと願うばかりです。

2019年11月22日

晩秋から初冬へ
 秋と言えば柿の季節。さまざまな種類がありますね。当地で見られるものの大部分は「庄内柿」と言われる渋柿で、お店でも脱渋したものがたくさん売られています。とてもおいしい柿です。寒冷地帯では「甘柿」は無理と言われてきましたが、いつの頃からか植える家も出てきたようです。もちろん自家用です。
 
 和賀屋でも6年前に植えた甘柿があり、今年は50個以上の実が成りました。庄内柿には比べるべくもありませんが、これまでもらったことのある甘柿よりおいしいと感じるのは、我が子可愛さゆえのこと(笑)。でも、今年その木をしょっちゅう見に行ったのが良くなかったのかもしれません。この辺を縄張りとしているカラスたちに、おそらくマークされていたのでしょう。ある時、十個ほどに食べられた痕が付いていて、そこになんとスズメバチが来ていました。

 カラスはとても賢い鳥です。だから、柿はすべて渋いということがわかっていて、いくら色づいても食べたりはしないものでした。その賢さに、「甘柿」は長い間救われていたのでしたが、どんなきっかけからか、隠しておきたい秘密が見破られてしまったのです。鳥獣害は終わりがありません。好き勝手し放題で、食べ尽くすまで続きます。加えて、スズメバチの襲来です。のんきに構えているわけにはいかなくなり、早いとは思いつつも急いですべてをもぎとりました。よその家で甘柿を食べられたという話は聞いたことが無かったので、驚くと同時に、工夫をしなければと思ったことでした。

 「こら、カラスども。この柿は己(おれ)のものだぞ。お前たちは一体誰に許しを得て、食べに来た。来るな。来るな。」とわめきました。その途端でございます。今まで何ともなかった柿の木が、急にカンダタの上っている所から、ボキリと音を立てて折れました。ですからカンダタもたまりません。あっというまもなく風を切って、見る見るうちに暗の底へ、まっさかさまに落ちてしまいました。
 後にはただ極楽のクモの糸が、きらきらと細く光りながら、月も星もない空の中途に、短く垂れているばかりでございます。by中田川龍之介  (来年は、この柿で酢を作ろうとも思っています)

 毎年秋が深まるにつれ、もっと自給をと思うようになりました。やっぱり自給は楽しいし、自救なんです。だって、柿買へば 金が無くなり 放浪爺 なんですから(苦笑)。

2019年11月3日

遠かったけど行ってきました
140年以上の歴史の積み重ね
140年以上の歴史の積み重ね
 毎年10月末から11月初めにかけて開催される、「秋田県種苗交換会」。今年は142回目を数え、県北部の大館市というところで開催されました。当地からはずいぶん遠い場所ですが、行ってきました。

 会場内にはさまざまなブースがあり、お米の食味を無料で計測してくれるブースもあります。毎年この場所で、当園産あきたこまちの食味を計ってもらっています。
 計測機械はケット社製。他のいくつかの有名メーカーの食味計の満点が100点であるのに対して、ケット社のものは、85点が満点です。どのメーカーのものであっても、満点というのは皆無(に近い)ようです。
 ケット社のもので、「80点越えはかなり難しく、75点を超えれば十分おいしいです」(メーカーの方の話)。78点という結果に、ひと安心したことでした。この78点を100点満点での数値に置き換えると…。実際にはそんなに単純なものではないと思いますが、機会があったら、100点満点の食味計で試してみたい気がします。

 きびしい暑さが続いた中でも、それなりの水準に到達した(かに思える)2019年産米。あとは、お求め下さった方々のご判断にお任せするのみです。
 それにしても、往復で340キロの行程。疲れました。秋田は広いです(苦笑)。

2019年10月11日

放射性物質検査結果

検査の依頼から、約二週間を経て、結果が届きました。写真が見えづらいかもしれませんが、セシウム134,137それぞれ下限値0.1ベクレルで「不検出」でした。

事故当時、想像をはるかに超える放射性物質が飛び散りました。その時に当時の職員の責任者?が、多くの人が死に至るような量の放射性物質を放出してしまったと泣き崩れた映像を今も忘れることができません。いま私たちの周りで起きていることはまさにこの通りのこと。

毎年0.1ベクレルで検査を依頼することは、当園としてできるせめてものことです。

2019年10月6日

シルエット
作業場のシャッターに映してみました。もうちょっと絵ごころがあったらなー
作業場のシャッターに映してみました。もうちょっと絵ごころがあったらなー
田んぼの隅に残っていた、たった一株の稲。午後にもみすり作業をしていた時は、夕方には刈るぞと思っていたのに、見事に忘れてしまったのでした。

夕食後にあっと気づいて、急いで田んぼへ行き、無事刈り取りました(笑)。家に帰ろうと道路を歩いた時、手に持った稲を、足元を照らすために持っていた懐中電灯の明かりが照らし、その影が地面に映りました。ハッとして、ひとりで感激。影(絵)の美しさを見た思いでした。

どうやったらうまく撮れるのかわからず、でもとりあえずパチリ。この稲は別としても、子どもだったら影絵、喜びそうです。

「齢を取ると子どもに帰る」って言われますが、本当ですねー。なんか、「そういうことではないんじゃないの?」とツッコミが入りそうですが。

2019年9月30日

雨あがる

 ずいぶん年数の経過したコンバインで稲刈りをしている当園です。普通栽培米の収穫が終わり、いよいよ特別栽培米となったところで、不具合発生。稲刈り日和の中、全治3日間の大手術でした。じたばたしてもどうにもならないので、とりあえず別の仕事をしたのでしたが、もったいない3日間でした。

 修理が完了して、2日刈ったところで、昨日は雨。昼過ぎにその雨もやんだものの、もちろん稲刈りはできませんでした。晴れ間が出てきたところをパチリ。

 藤沢周平さんの「雨あがる」の主人公のような生き方は良いなー。でも考えてみれば、自分はとうにその年齢を超えています(苦笑)。

 コンバインはとりあえず回復。ですが、この先2週間もしたら、園主はフトコロが痛くなりそうです。あっ、その前に修理代をどうやって工面するかで、頭が痛くなるかも。大出費の予想。あぁ。

 「出荷予定は5日頃」。どうにかめどがた立ちそうです。

2019年9月13日

♪月よ 月よ キャプテーン〜
当地の夜の街灯は、こんな密度です
当地の夜の街灯は、こんな密度です
 中秋の名月。今夜は天気に恵まれ、良く見えます。6時過ぎ間もなく、大きな月が東の空に現れました。
 自家用の枝豆を、ほんの一握り。畑にある株の中からいくらか膨らんだものを取ることができました。神棚の下にある前机と仏壇に、それぞれお供え。今夜は素敵な月の夜です。

 太陽にくらべたら、あまり目立たない月。でもそのお月さまに、そっと願いを伝える人の数は、決して少なくない気がします。ふと気づいた時に、お月さまがいる。何となく見守られている気がするのは、自分だけでしょうか。誰かもどこかでこの月を見ているかと思うと、何だかうれしくなります。
 実りの終盤を迎えている稲ッコたちに、やさしいちからがあまねく届きますように。

 季節は秋。名月にかこつけて酒ッコを飲んだ園主は、いつの間にかファンタ爺となりました。
 タイトルは、40数年前にテレビでよく見た双子のアイドルの歌の一節を加工したもの。その頃は、まだダジャレとは無縁の青年でした(笑)。歌ッコにピンと来た人がいたら、うれしいなー。

2019年9月4日

完売のお知らせとお礼

おかげさまで、2018年産米は完売となりました。ありがとうございました。まだ収穫作業まで間がありますが、新米のお届け開始は10月5日頃の見込みです。
不足の生じないよう、準備していたつもりでしたが、思いがけず完売となってしまいました。もう一度注文するつもりでいらしてくださったみなさま、申し訳ありません。

2019年8月7日

暑中お見舞い申し上げます
今日も暑いナー
今日も暑いナー
秋田県内でも、暑さがトップクラスの当地。35度前後の日が続いています。稲ッコたちも良くガンバっています。願わくば、稲のためにも人のためにも、この暑さが早く収まってほしいものです。

一匹では何だかさびしいかなと思い、もう一匹の「マサル」を購入しました。いつも並んでいて楽しそうです。でも、暑そうですねー(笑)。

2019年5月22日

今日から田植えです
イネってちいさいなー
イネってちいさいなー
 今日から田植えが始まるそうです。育った苗をワタシの前に置いて、写真を撮ってくれました。この苗は、田植えが終わる日まで、神棚の下にある文机に載せておくんだって。「こんなに良く育ちました。田んぼに行ってからも見守ってくださいね」そんな報告するそうです。
田植えが終わったら、この苗も田んぼに植えるんだって話してました。

2019年5月13日

カエル目線?
ボクの目には、こんなふうに見えてる?
ボクの目には、こんなふうに見えてる?
ボクはアマガエル。深い排水路にあぶなく落ちそうになって、でもどうにか助かった。いっしょうけんめい、草むらの法面を登りきると、あー、田んぼや、遠くにはいくつかの家が見えた。

田んぼには水が入りだしていて、ボク等の季節がやってきた!

うまく写真を撮れなかったので、「カエル目線」ということにしました。実際には、どんなふうに見えているのでしょうか。

2019年4月29日

一期一会
来年も会えるかな?
来年も会えるかな?
 今日は田起こし前の施肥作業。夕方まで、ほぼ無風という好条件の一日でした。
 作業を進めている最中に、あることに気付いて思わずびっくり。遠くの山の残雪が何かに似て見えませんか?

 午後に入ってから、何本もの飛行機雲が出現。作業を終えて家に入る6時頃までに、その数はどんどん増え続けました。大型連休で、飛行機が増便? そんなわかりやすい理由なら、何の気がかりも無いのですが、何となく良い感じがしません。

2019年4月24日

大型連休中のお届け
どこかに行きたいなー
どこかに行きたいなー
大型連休中も、ご注文に対応いたします。
この期間は、発送がご注文の翌々日になる場合がありますこと、ご承知ください。
運送会社からは、「交通事情等で、通常時より配達日数が多くかかることもあります」との通知が来ました。
ご注文下さる際は、日程に余裕をお持ちくださいますよう、あわせて、当園からの受注確認メールをチェックいただけますよう、よろしくお願いします。

大型連休、天気の良い日が一日でも多くありますように

2019年4月20日

間もなく種まき
ここで苗が育つんだー
ここで苗が育つんだー
 3.5間×10間の育苗ハウス。ここで、種の播かれた育苗箱400枚(の苗)が育つんだって。約1.8ヘクタール分の苗。10,000キロ近くの玄米の収穫が見込まれるんだそう。みんなに食べてもらいたいなー。まずは苗がうまく育ちますように。

2019年4月13日

いよいよ今年のお米作りが始まりました

 今年のお米作りの様子は、秋田犬「マサル」とともに、時々お伝えします。

2018年12月21日

年末年始のお届けについて
12月28日〜1月4日まで、発送業務をお休み致します。
この期間中にいただきましたご注文は、1月5日の出荷となります。
どうぞよろしくお願いします。

2018年11月12日

晩秋の一場面2
日の出まであと少し
日の出まであと少し
秋はいろんな顔を見せてくれます。
今朝の日の出前の一瞬は、空がこんな色になりました。
残念ながら、実際に見た時と写真では、どこかが違います。でもそれはそれとして、こんな瞬間があったのです。布団に入っていたら見ることができませんでした(笑)。

この色にも、きっと名前があることでしょう。どんな名前がついているのやら。

2018年11月9日

晩秋の一場面

昨日の朝、6時半頃の写真です。小さな柿の木の枝に、赤とんぼがびっしりと付いていました。どうやら、こういうふうにして夜を過ごすようです。羽が(もちろん身体全部が)、夜露で濡れていました。今夜は雨です。どんな思いで過ごしていることでしょう。

それでも、ここ一週間ほど暖かい日になったので、赤とんぼにとっても、幸いなことでした。

少しずつ、けれども確実に、冬に向かうこの時期。雨の降らないことほど、ありがたいことはありません。たとえ曇り空であったとしても、です。

2018年11月8日

あんまり早くて鬼の準備が
そんなふうに見えませんか?
そんなふうに見えませんか?
先週末から好天が続きました。
そして暖かい日にもなりました。灯油の消費が抑えられて助かります。

数日前に、こんな雲。何となく右斜め上に駆け上がっていくイノシシのように見え、思わず写真を撮りました。
猛進できなくとも、日々坦々と過ごせたら良いな。
でもそれだと人生修行にならないか(苦笑)。

来年は亥年。来年のことを言うと鬼が笑うって言うけど、まだ早いのか、鬼の笑い声は聞こえませんでした。
この先、晴れの日は何日あっても困りません。

2018年10月31日

「朝のぎ(虹) 立ったら 川越えするな〜」
虹も良いけど、見たいのはお日さまのほう。
虹も良いけど、見たいのはお日さまのほう。
 ここ数日、午後から虹を目にすることが多くなりました。虹が出るくらいですから、天気は良くありません。一日のうちで何度も、雨が降ったりやんだり。もちろん、外の仕事ははかどりません。

 「のぎ」というのは、おそらく古い秋田弁で、虹のこと。数十年前に、今は亡き祖父から聞いた言葉です。この言葉には後半があって、「〜夕のぎ 立ったら 空見るな」と続きます。

 朝に虹が出たなら、その日は間違いなく雨だから、川を越えてはならない。夕方に虹を見たら、明日の天気は空模様を見るまでもなく、心配しなくて良い。そんな内容の言い伝えなのでした。天気予報など無い、はるか昔のことです。
 国内どこにあっても、大小さまざま、たくさんの河川があります。橋がまだ一般的でなかったときは、渡し船が人や荷物の往来に大きな役割を果たしました。たとえ、今降っていなくても、用を足すために川を越えたりしたら、帰りは雨による増水で、帰ってこられなくなることもあるよというような用心のすすめだったのでしょう。何だかこんな場面だけ、こんな時代に戻ってみたい気がします。

 それにしても、晴れの日が待ち遠しいここ数日です。

2018年10月27日

遊び心にあとから気づく
もみ殻を畑に撒きました
もみ殻を畑に撒きました
 天気の良いうちにと、昨日は、手つかずのままだったもみ殻の処理に精を出しました。大きな袋に入れて軽トラックで畑まで運搬。そのあとは人力で散布です。袋のまま引きずって、何本ものもみ殻のラインができました。

 作業がほぼ終了したころになって、あらら、思い浮かんだことが(苦笑)。ナスカの地上絵ならぬ美郷の地上絵を試してみれば良かった。あるいはもみ殻文字でメッセージ。LOVU & PEACEなーんて。

 ちょっとちょっと、スペルが違ってますよー。そんなツッコミがあったらうれしいんですけどね(笑)。

2018年10月24日

逃がした魚は大きいなー
デッサン人形で気持ちを表現(笑)
デッサン人形で気持ちを表現(笑)
 もうずっと以前から、お米作りは割が合わなくなって、でも続けないわけにはいかないので、多くの農家が稲作用農業機械の購入や維持には苦心してきています。我が家もご多分に漏れず、そんな感じです。

 中でもコンバインは、その代表格。大きさや能力により、価格は大きく違うのですが、必要かつ十分なものを新車で買おうとなったら、腰を抜かすような金額となります。だから多くの農家は、状態の良い中古コンバインを熱望することとなるのです。

 ですが、何年も前から中古機械の絶対数が不足気味で、なぜなら新車が売れないからだそうです。加えて、状態の良い中古機械を使っている人がなかなか手放さないことも、影響しているとか。

 お世話になっている農機具屋さんから朝早く電話が来たのは、10月になってからのことでした。いつだったか間違えてこちらにかけてきたことがあったので、今回もそうかななどと思い込み、こちらからかけることをしませんでした。電話はその時、一回きり……。
 先日、修理代を支払いに行ったら、その時の電話は、やっと一台、良い感じの中古コンバインが出たのを知らせるためだったとのこと。他に何人か待っている人がいたので、結局はそのうちの誰かに決まったということでした。「そこに置いているやつ」と指さされ、見たところ何だか良さそう。

 今年何とか持ちこたえたものの、来シーズンには、使用前に大きく修理しなければならない箇所があって、その費用は相当高くつきそうです。
 決して誇張ではありません(苦笑)。逃がした魚は大きかった。あぁ……。

2018年10月16日

放射性物質検査結果到着
検査場所に持って行って、持ち帰って…。
検査場所に持って行って、持ち帰って…。
 放射性物質の検査結果が、昨日届きました。今年も検出下限値0.1ベクレルで測定を依頼。セシウム134、137とも「不検出」でした。良かったです。
 そして今日は等級検査。全量一等米でした。今年のお米は、玄米の外観が良いです。昨年産は、同じ一等米でも青米(緑色の粒)の割合が多かったのです。こちらも良かった。あとは、おいしさがいつも通りであってくれれば…。放射性物質の有無に続いて気になるのが、このことです。

 レビューの少ない当園のお米ですが、ごくまれにお客様からメールをいただきます。レビューに勝るとも劣らない、うれしい内容。元気が出てきます。

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