momochanさんのコメント
2006年6月27日
しばらく続く梅雨の雨音に慣れてきたころ、食欲も同時に落ちてきて、毎日の行動もゆっくりのペースになりがちです。
何か新しいことでも見つけて心を喚起させたいのですが、そんな物はどこにも転がっているものではなく、今日も静かに雨音に耳を傾けています。
古来、中国の風水では、朝食はパンよりも、やはりご飯が身体には一日の気を蓄える意味でとてもよいというのを、以前読んだ記憶があります。
日本人はペリーが黒船でやってきてからというもの、今までずっと西洋文化に流されて、食文化も朝はパンが当たり前になってきていますが、腹にシッカリ一日の力を蓄えるのには米でなくてはならない気がします。
時と共に日本人の丹田が失われつつあり、腹をなくした日本人の悲しみを、武道家だけではなく、美術家としても寂しく思える毎日です。
生きる喜び、寛大な心、魂の気高さこそは、腹のすわりから生じる物と思っています
理解不能な心の事件が多発するのも腹の力の欠如に左右されているのではと私は思います。
今、薬品漬けではない食品から逃れるすべのないこの世界に救いはあるのだろうか?