中谷農事組合法人からのお返事
厳選米さん こんばんは。
今から23年前にコウノトリ舞い降りるコシヒカリ六方銀米を独自ブランドとして確立した当時は、減農薬栽培でお米を作る生産者はわずかでした。最初は5割減からスタートして、以降6割、8割、9割と減農薬率を高めていきましたが、平行して栽培面積も増えていきました。
今では、一番田植え後の雑草が害虫の発生確率を高め、その時点で適切に対処できれば、後は適切な管理で乗り切ることができるようになりました。六方銀米は”8割以上の減農薬、栽培期間中化学肥料は使用せず”で届けて県や市のブランド認証を受けていますが、現在では、基本そのほとんどが9割5分削減の減農薬です。少しだけ防虫対策をすべき田んぼもでることがありますので、部分的に9割減となる田んぼもあります。それを区別した販売の仕方ができないので、皆さんには9割以上減とご案内しております。
難しい説明となりましたが、この5%をも使わず無農薬化するのには、面積が多いのでリスクが高くなり、そこまで踏み込めておりません。全てが販売できないようなお米になってしまってはいけませんし、お客様のご期待にもそえなくなってしまいます。これだけの面積を9割5分減農薬で作付けしている生産者は少ないと思っております。将来部分的に六方銀米の無農薬バージョンを作ったり、技術的にはそのレベルに達していますので六方銀米の有機JAS米を作る事もあり得ますが、今の栽培でも、私たちは収穫まで気が気でなくて。。
そんな状況でございます。よりよいお米をお届けできるようがんばります。