2013年 3月 21日
| ヒバリと草木が知らせる絶妙な「日向ぼっこの時期」 |
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無農薬米専門のお米を育てています。
伝統米が主ですが、コシヒカリも育てています。
春らしい日和が続き、ヒバリが頭上で楽しく歌い川岸には春の花が咲き何とも楽しそうなこの頃。
少し風は寒く、程よく日向ぼっこができるこの時期に、コシヒカリの苗代を行います。
長い間、日向ぼっこしたことないという方は是非時間をとってみてください。凄く気持ちのいいもんですよ。大人になれば忘れがちな感覚がよみがえってきますよ。
私たちは五感・六感を使い小さな周りの変化を感じまたそれを楽しみながら一足先に準備をしていきます。
この子たちは、小トンネルの中で少し早く春を感じて大きく育っていきます。
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2013年 3月 18日
| 代々受け継がれる秘伝の堆肥作り。 |
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私たちの伝統米作りは落ち葉の堆肥から始まります。
稲刈りが終わる冬から始まります。徳島南部は9月には稲刈りが終わるのですが、私たちは11月末頃まで続きその後すぐに山に入り落ち葉集めが始まります。
集めた落ち葉は、発酵すると熱が発生し撹拌するときには写真のようになるんです。
菌の力は底しれません。自然の力を借りて私たちは代々受け継がれてきた伝統米を昔ながらに育てています。
また、堆肥にする有機物にもこだわりがあり、不安要素はできるだけ排除して栽培いたしております。
例えば動物性有機肥料はその動物がどのようなエサを食べ、どのような管理下に置かれ、どのような抗生物質を使っているのかなどです。気にしだすと計り知れませんが、危ない、疑わしいと思うものはまず肥料には使わない栽培をしています。
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2012年 10月 21日
| 村祭り 感謝を込めて |
守り続けられる祭り |
村祭りの時期は、田んぼも村もソワソワしていますね。幼いころから心に植えつけられたものは大人になっても変わりません。
今の時代の流れの中で昔ながらのものを行うのは擦り合わせが大変です。
私たちが守り続ける伝統品種のお米は、私たちしか育てなくなってしまったけれど、今も現存している価値はきっとあると思っています。
あの味、香り、心にあるだけで食べられなくなったら辛いと思います。
ご先祖さんも、頑張って伝えてくれて本当によかったな〜と感謝!
そして、今を生きる方達に、伝統を共有(食べて知ってもらう)してもらいたいと思いながら育てています。
これからも歴史がつながっていきますように。
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2012年 10月 20日
| お米の甘い香りに誘われて、鳥とアリンコが狙います。 |
伝統米 の実り |
伝統米が黄金色に色づき、これから11月上旬にかけて稲刈りがはじまります。
雀や野鳩が稲穂をねらっています。
これは競争ですね。
頑張ります!
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2012年 7月 5日
| 黒米そうめん できました!販売開始します!! |
つるーりモチモチ。餅米の弥生紫(黒米)で麺。 |
弥生紫(伝統黒米)と国産小麦を手延べした阿波くろ麺。販売開始します!!!
阿波の麺製法は独特で通常の麺とは違います。麺の太さがそうめんなのにコシのある中太麺。
私たちが大切に育てた黒米のモチモチ感と米の甘味を感じられるように粉のひき具合にもこだわり、『生産者が、そうめん職人が、どんな麺が食べたいかを追求して考えて作ったそうめん』です。
黒米のポリフェノール・ビタミン・ミネラルが豊富で、夏場に不足しがちな栄養がとりやすくなっています。おすすめの食べ方は、ネギ・大根おろし、またはショウガおろしを薬味にたっぷり用意して冷たい麺つゆですすると薬味に負けない麺の風味と合わさってなんともいえないおいしさです。贈答用の包装・のしも致します。
阿波くろ麺は、麺ツユ以外のおいしいレシピができるので、紹介していきますね(^v^)
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2012年 2月 14日
| 我が子 5歳 頑張っております。 |
おいしくなあれ♪楽しみと真剣さ |
我が子 五歳 頑張っております!
堆肥を作る材料に、落ち葉集めをしています。
本人は遊びのつもりで、「行く行く!」と言ってついてきますが、頑張る姿にじーんとしていまいます。
農家の子のサガか、
生活に仕事があり、
楽しみがあり、
我が子の遊びの理念は
「真剣に遊ぶ」
のようです。
五歳の子が、一歳の下の子に、
「集中してせな、ろくでもない人間になるねんで。真面目に遊ばな。」と、いいきかせている所に前、出くわしました。
移り気に ウロウロして遊ぶ一歳をみて言ったようですが。
私からすると、一歳がしている行動はそういうものやなぁと思うのですが、五歳にはお説教する心境になったのでしょう。
一歳はわかったのか、わからないのか、首をウン、ウン、うなづいていました。
ご飯を食べる時も、
「これは私が育てた」と
思いながら食べている様子。
食べ物が自然から産み出される過程を知る事は、自分を大切にしたり、まわりを大切にする事を知る事になると思うのです。
綺麗なことばかりではなく、
上手くいく事ばかりでもなく、
それでも、愛おしいと思う。
全部ひっくるめて、ひとつのものだと思えるのだと、、、。
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2012年 2月 1日
| お日様を探して 山ごもりのお弁当♪ 昔話のように |
お日様のあたる場所で、昼食 |
お米の栄養にするための堆肥つくり。
山ごもりの日々
毎朝のお弁当づくり
いつもの定番メニューは。
黒米 弥生紫入りのご飯を藻塩で握り、具は自家製 梅干しの焼きおにぎり、たくさん。
熱々の甘酒を水筒にいれて。
この甘酒、三日目で甘さがのってきているので、疲れた時には身に染み入るオヤツ代わり。
これまた熱い番茶。
オヤツは
家のみかんと
干し柿。
山になる野いちご 少々。
以上。
きっと、ご先祖さんも変わらぬメニューだったのではないかと思います(*^o^*)
国産率どころか、自家製率の高いメニュー。
オシャレな名前や
星☆ 一つもありませんが、
この昼飯が身体のリズムをつくってくれます。
昔から変わらぬ 山での昼食。
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2012年 1月 23日
| ちいさな仲間とともに。地球の声を聴きながら |
聞こえますか。静かに。でも 確かに息づく。 |
寒い日が続いていますね。
農場では、稲刈りの時にこぼれた稲穂を食べに、たくさんのスズメ達がやってきます。寒さをしのぐため、羽と羽の間にあたたかい空気をためて、まん丸にふくらんでいます。とても可愛らしくて大好きです。
スズメ達が命をつなぐ為に頑張っている他にも、田んぼには休むことなく働き続ける、目には見えないほどの小さな小さな生き物達がいます。
田んぼの土に住む、微生物です。
親指くらいの土の中に、二億くらいの数がいるといわれています。
なかがわ野菊の里は、お米の栄養にする為、発酵させて堆肥づくりをしていますが、自然のものだけでお米を育てる私達のやり方では、ワラや落ち葉を分解してくれる微生物の働きがなければ、植物は土から栄養をもらえないのです。
今は毎日、堆肥の攪拌作業をしています。空気と水を堆肥に手作業でまぜることで、
微生物の働きを促進して発酵させています。
とても大切な作業です。
この作業をしていると、湯気がたつほどの堆肥の発酵熱と、作業の激しさで暑くてたまりません。
私達の仕事仲間は人間だけではありません。
食べ物となるためにはかかせない、ちいさな仲間のおかげなのです。
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