2009年 6月 1日
| ポット成苗しっかりできました。 |
4.5〜5葉の成苗育成 |
久しぶりに掲載させていただきました。
田植方式を普通のマット方式から1株づつ独立して育苗する「ポット成苗」方式に英断変更して2年目!昨 年は初めてづくしの管理でてんやわんやでした。
今年の田植えは5月15日から16日、田植え当日の苗をご紹介します。
育苗期間は、42〜43日となり、18〜20センチと、ようやくここまで育ちました。
ポット苗の特徴は、植える時の根痛みがほとんどなく、見事な活着が期待できることです。
そのかわり作業量や作業工程、必要面積がマットより多くなるのが難点ですが、有機栽培には丈夫な成苗が欠かせない・・・そのための田植えシステム大変更なのです。
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2007年 11月 19日
| 審査員官能試験でも評価”長野県原産地呼称管理制度”認定!! |
ちょっと嬉しいお知らせができます。 |
先般、初めて申請した「長野県原産地呼称管理制度(米部門)」で当「天恵甘熟アイガモ米コシヒカリ」が認定を受けましたことをご報告!!
この制度は、50%以上の減農薬減化学肥料栽培で美味しい米づくりに取組、書類審査、現地審査、審査員による官能検査を経て、長野県のブランドとしてのお米を認定しようとする制度で、今年4年目となります。
普通の認証制度は、農薬・化学肥料という資材の削減を認定(有機JASは100%削減、各県認証制度は30〜50%削減等)したり、削減しようと取り組む人を認定する制度となっています。
こうした認証制度の中で、食味を評価軸に入れているものはほとんどなく、当県のこの制度は、こうした化学資材の削減と食味(白米)の両方を評価して認証するというめずらしい制度です(ちなみに食味コンテストは、食味の結果だけで、栽培方法の認証とは異なります)。
本年認証を受けたのは、18者19品となっており、この中で、無農薬・無化学肥料栽培と思われるのは当方を含め2品です。
(長野県のHP、原産地呼称管理制度で検索すると一覧表示可能です)
当方の米づくりは、無農薬無化学肥料栽培で15年の節目を迎えることから、今回、無農薬無化学肥料栽培という栽培方法と食味評価の認証を受けられたことは光栄なことだと思って感謝しております。
当方をご指名いただくお客様は、ほとんどが玄米をご指定いただきますが、この玄米は長野県原産地呼称管理制度認定米(白米)の元の玄米とご理解ください。
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2007年 10月 25日
| 土着微生物を「米ぬか」で増やします |
米ぬか散布中!! |
無農薬・無化学肥料での栽培では特に「土」が命です。やわらかな土、栄養分を保つ力、生命力の高い土などが土づくりの目標となります。
活躍してくれるのが土着の微生物たち。有機物を分解してくれるもの実は微生物なので、こうした力強い微生物を上手に増やすのが「土づくり」につながるんです。
微生物を増やすのには、米ぬかが有効ですので、こうした機械で散布します。
栄養たっぷりの米ぬかに土着の微生物たちが引き寄せられ、増殖し、周りの有機物を分解してくれるのです。土のなかの微生物たちの活躍は偉大です!
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2007年 10月 7日
| 「あけび」で自家製資材づくり |
あけびを小さく切って黒砂糖で発酵させます。 |
果物が美味しい季節となりました。当園の農法では、自然の力を生かすための農業資材を単純に購入せずに自家製造することとしています。
先ずは、毎年恒例の「あけび」の天恵緑汁をつくり始めました。アケビを切って陶器のかめに入れ、黒砂糖をまぶすという、きわめてシンプルな作業。
しばらくすると、黒砂糖(サトウキビ)の浸透圧であけびの成分が抽出されます。こうしてできたあけびの天恵緑汁には酵母やミネラルなどがいっぱいです。2週間ほどで来年の葉面散布資材として完成します。もちろん19年産も散布してありますよ!
PS:このあけびの天恵緑汁は薄めてひとが飲んでもいいんですよ、ミネラルタップリの甘さとちょっと苦味もアクセント!
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2007年 9月 9日
| おにぎり用パックつくりました! |
お出かけや運動会用のおにぎりはこれで決まり? |
台風の被害に遇われた皆様にはお見舞い申し上げます。当地信州安曇野は、高い山に囲まれているためか、今回の台風の影響もほとんどありませんでした。
さて、そろそろ運動会や秋の行楽が始まりますね。
当店のお勧めは、もちろん天恵甘熟アイガモ米コシヒカリ玄米ですが、おにぎり用に白米の真空パックを用意しました。冷めても美味しい特徴は、白米のおにぎりが最高に生かされます。
他とはちょっと違う「おにぎり」で外出を楽しんだり、子供たちを応援しませんか?
(15度以下の低温保管ですので、品質は万全です)。なお、新米は10月に入ってからです。
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2007年 9月 1日
| 無農薬15年記念に記念パンフ作成!配布中! |
総数14ページで紹介します |
今年で無農薬・無化学肥料のアイガモ米づくりが15年目を迎えることができました(平成5年スタート)。これを記念し、栽培に取り組む考え方や姿勢、栽培の状況、商品としての特徴等を総数14ページにまとめました。
今月のご注文の方に、お米と同封してお届けしております。
信州安曇野も酷暑でしたが、夜温が下がるので助かります。本年産の生育も現在順調です。
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2007年 5月 14日
| 健康な成苗を植えました |
健康で丈夫な苗でスタート |
左の苗が、農薬や化学肥料を使わず、温湯種子処理や有機肥料により薄まきで苗づくりを始め、低温発芽・低温育苗、プール苗により育てた播種後43日目の苗になります。葉齢は目標の4.5葉を超え5葉近くまでいきました。発芽から玄米酢や漢方栄養剤、天恵緑汁などの自然農業資材を液体散布しています。
右は、左と同じ種子を使い、慣行量の播種量(左の約倍の量)で、殺菌剤1回を使い、当地の慣行手法で30日育てた苗です(加工米用)。
両方を見比べてみると、当然葉齢も違いますが、特徴的なのが、苗の茎の太さと、根の量です。特に根の量が圧倒的に違うのが分かります。
同じ種子を使っても、撒く量や育て方によってこれだけの違いが生じます。
無農薬・無化学肥料で育てるための当園の基本の苗を紹介しました。
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2007年 5月 7日
| 自然の力を引き出す「天恵緑汁」づくり |
ヨモギと黒砂糖をまぜ、カメに漬け込みます |
自然農業のための春の資材づくりを始めました。
先ず、当園の名称の一部にもなっている「天恵緑汁」づくりです。
これはなんですって?
答えは、ヨモギの黒砂糖漬けです。
黒砂糖の浸透圧でヨモギのエキスや葉についている微生物群を「ヨモギ天恵緑汁」として抽出します。
使い方は、水で薄めて、作物に散布します。春の成長力の豊かな植物のエキスや微生物で、散布した作物が健康で順調な生育となるようちょっとした手助けを行うのです。
当園の無農薬・無化学肥料での栽培というのは、こうした地域の資源を知恵と労力を使って栽培に応用していくのが基本です。自然農業の考え方の基本です。
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